今年5月、国際消防防災展2018が開催されましたが2003年に行われた消防防災展では、特別企画で米海軍横須賀基地消防見学ツアーが開催されました。人数限定のこの企画、普段入る事の出来ない場所なだけに定員に間に合った時は物凄くホッとした記憶があります。
当日はビックサイトからバスで米海軍横須賀基地へ。身分確認を終え基地内に入るも友好祭や春祭りで見学の出来る地区とは違い、バスは基地内の奥(東京湾側)を進み、色々な施設の脇を通りながら目的地へ。
私はアチコチキョロキョロとしながら、東京見学している観光客の様に外の景色を眺めていました。
まず初めは、基地内の将校が利用するレストランで昼食(クラブサンド)を頂きました。
いよいよ消防署見学が始まります。ウキウキワクワクこの時点でテンションMAXです。
消防署では車両や装備品の見学。消火器を使った初期消火訓練や、子供向け避難訓練トレーラーの見学などアメリカ式の訓練を体験しました。
(上)ピアース・32m梯子車「ラダー1」 (下)三菱ふそうポンプ車「エンジン3」
短い時間でしたが写真撮りまくりでした。 その後、次なる場所へ移動となりました。
訪れた施設は消火訓練施設で、建物内中央にはヘリコプターの形をした訓練模型が置かれています。
フル装備した隊員さんが待機していました。この後消火訓練が始まりました。
ポンプ車が到着。
隊員さんが飛び出し、ポンプ車からホースを延長します。ラインを二線延長していますが、それぞれホースが色分けされているので判りやすくなっています。
ヘリの模型は勢いよく燃え大火災状態です。環境汚染にならないように、ガスの炎だそうです。
準備が出来、水が来るのを待ちます。赤ヘルはクルーチーフ(小隊長)、黄色ヘルはファイヤーファイター(隊員)で現場でも一目で判るようになっています。
放水開始!小隊長が的確に指示を出しています。
左右から放水し炎を押え、機体へ近づいて行きます。
炎を押えている間に、機内から要救助者を救出してきました。
最後に残りの炎を抑え込み消火完了!
真近で見る事が出来た消火訓練は、とても迫力があり見入ってしまいました。
この後、船舶火災訓練施設の見学もありました。艦内の一部を模して作った施設で、操舵室や調理室、ベットのある船室で発生した火災に対応する、水兵が対象の設備でした。
基地消防見学ツアーはその後の、消防防災展では企画されなくなったので、この時見学出来たのは貴重な体験でした。