山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba -904ページ目

【まだまだ続く苦しみ】 -原発の被災地へ-1/4

 5月14日に、全く収束の見通しがつかない原発に苦しむ福島県相馬の地を訪ねました。


 福島市には、発災の2週間後の3月27日に、岩手・宮城の帰りに訪ねていました。当時は、新幹線は那須塩原駅までだったので、仙台から福島までタクシー、そしてJA新ふくしまの直売所の皆さんの、葉物野菜の出荷制限の中で今後の取り組みを協議する緊急の集まりに出席し、さらにJAの8町村の区域のほとんど全部が避難区域となり、組合員が各地にバラバラになってしまったJAふたばの組合長さんにお会いし、その後、またタクシーで那須塩原まで帰るという状況でした。


 2か月経った今は新幹線が全通し、福島駅で降り、本店をJAグループ福島に置いているJAふたばの志賀組合長にお会いしました。組合長は、ともかくJAの将来を一番心配されていました。当日は、東電原発の1号機がメルトダウンしていることが判明し、「水棺」に向けた行程表の手順が最初から躓いてしまい、帰郷がますます遠
のいてしまった悲嘆の中で苦しんでおられました。ただし、各地に散らばった中で、2か月経ってはじめて一人35万円の義援金の配分がありましたが、それが農協の口座に13億円として預けられたことに、組合員は、まだ農協を頼りにしてくれていると感激されていました。