連日、各県を訪問① | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

連日、各県を訪問①

【組合長はカーリングの先駆者】

 北海道は、3月に、札幌で中央会の総会の終了後に、挨拶と決意を述べさせていただいており、その後、ホクレンはじめ各連の職場で挨拶をさせていただいた。

 

 その後、445日に、JAこしみずをスタートし、網走・北見・オホーツクの各JAを訪問した。各JAは、特産の馬鈴薯のでん粉工場を持っており、しかし、シストセンチュウが発生しており、その駆除が最大の課題になっているという。植物防疫法上の卒業ルールが強く求められているが、それができていない。ヨーロッパは卒業できている。これが最大の課題だということだった。もう一つの課題は、ビートの集荷・運搬対策であり、トラック輸送の運転手の確保と、JRの貨物輸送の適切な運行対策だという。

 

 加えて、酪農家の生乳出荷の仕向け先の問題だという。どうしても、メリットを求め、特定のグループによる生乳出荷が、加工仕向けから飲用乳仕向けに流れており、これが進むことで、流通の混乱と需給上の問題を生じさせている。このままでは、計画流通が崩れ、価格の安定も崩れ、そして指定団体の制度も崩れかねないという。また、JAが共同畜産飼料センターを作ったのに、その利用から外れるなど、施設の稼働上の問題も生じてきているという。

 

 ところで、同道いただいたJAところの組合長であり、中央会の副会長である小野寺さんは、若い頃、農業の傍ら、カナダに渡り、カーリングを学んで、それを町興しにすべく、町に働きかけて競技場を設け、学校にも働きかけて体育の授業に取り込み、そして全農をスポンサーにするなど、カーリングをわが国のメジャーな競技として充実させた方です。オリンピック委員会にも働きかけ、「常呂」の名を世界に広めた方でもある。娘さんでもあるエースの小笠原選手は、ソチ冬季オリンピックで旗手を務められた。なお、小野寺組合長は、麦・ビート・芋の30haの経営も行っておいでになる。

 

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