JA改革に関して、自民党が決議
【久しぶりに快哉を叫びました】
それは、3年前に、涙を流した、JA改革に関する政府・党・団体の三者会談で決定した農協中央会の処遇に関する我慢出来なかった措置について、今回、自民党がきちんと方向を決めたことです。
【苦しい選択を迫られたJAグループ】
当時、規制改革推進会議や、政府・農林水産省の攻勢が強く、農協全国連の会長さん方が揃った中で、農水省から、准組合員制度の改変と、中央会の改廃のどちらを選ぶかを迫られたのです。
私は、当時は、党サイドの少人数幹部会(インナー)に加えられておらず、三者会談には出席できず、会合の行われていたホテルの近くにある議員宿舎で、小春日和の暖かい陽射しにもかかわらず、一人、畳を掻きむしって悔し涙を流していました。
後刻聞いた話ですが、結局は、団体側としては、准組合員制度を守る立場で、中央会の廃止(ただし、連合会となっても中央会を名乗ることができる)を受け入れたのですが、まさか、その中央会がこれまで非課税団体だったのに、税金がかかることになるとは思いもよらず、また、守った准組合員制度についても、その後の政府や規制改革推進会議の攻勢があって、准組合員制度の事業利用に制限をかけることが打ち出されるとは思いもよらず、さらには、県中央会は連合会に移行することができるが、JA全中は農協法から外され、一般社団法人になってしまい、これまでのJA監査事業は、会計監査人監査へ移行させられてしまう、という整理にされてしまったのです。
これらのことが、どれほど悔しいことか。JA中央会の関係者はもちろん、永年、JA全中で仕事をし、そして多くの皆さんの支援を得て、参議院議員になったものの、これらの最後の議論に参加できず、手をこまねいていた私にとって、どれほど苦しかったことか。