JAグループの自己改革の取り組みが評価された
この議論を経て、3年経ち、JA全中は、一般社団法人への移行をすすめつつ、JAの自己改革の推進を全国運動として展開し、着実な成果を上げながらも、一方で、会計監査人監査への移行の準備をしてきていた。また、県中央会は、中央会と名乗れるものの、農協連合会としての移行を控え、業務や要員さらには活動費たる賦課金の確保を深刻に議論してきていた。
こうした中、来年には組織の転換を行わなければならないぎりぎりのところで、税制上の措置がこれまで通りとすることが決められたこと、会計監査の実施について、JAの負担が増加しないよう国の支援措置を講ずること、そして、今後、最も重要な課題となるとみられる准組合員の事業利用の規制について、農協改革の原点を踏まえ、JAグループの自己改革の支障とならないようにするとともに、農協組合員の判断に基づくものとされた。
加えて、会計監査人監査への移行に伴い、農協の財務諸表等に対する信頼性が向上すること等を踏まえ、平成31年度以降の農水産業貯金保険の責任準備金の保険料率の水準について、引き下げを検討することが決議された。
【これまでの懊悩が吹き飛びました】
私もインナーに加えていただき、しっかり議論させていただきましたが、そのことの大切さと、加えてJAグループの自己改革への真摯な取り組み、そして、全国各地域においてJAが大きな役割を果たし、無くてはならない組織であることが、改めて決議されたということだと思います。
これまでの、3年間の懊悩が吹き飛びました。さらに頑張りましょう。私も頑張ります。