FS-01で王滝練 | 自転車乗るなら土の上

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BMCサポートライダー 國井敏夫
2012シーズンから本格的にレース活動を開始
MTB→FS01 29とTE01 29
CX→CX-01とGF-02Disc
ROAD→SLR01

土曜日は仕事帰りにMPに寄って、シェイクダウンから微調整したバイクをアッキーさんにチェックしてもらってきた。
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普通の人なら気にしないような本当に細かいところまで一発で調整してくれるので、まるでオーダーメイドのバイクに乗っているかのような感覚になる。バイクとも、アッキーさんとも対話を積み重ねて、1ヶ月後の王滝に向けて完璧に仕上げていく。

サドルを同じアリアンテでも軽量なカーボンのものに変え、高さと前下がり具合も変更。ハンドル周りも若干寝かせ気味に微調整。
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ほぼ仕上がってきた。基本セッティングは決まりなので、あとは本当に細かい微調整をすることと、自分自身がこのバイクに慣れること。

で、今日は仕上がったバイクで早速の王滝練。集まったのはいつものメンバーのカミュとやまぐウ、コウタ。コウタは風邪気味とのことで現地まで来たけどDNS。なので3人でスタート。いつもの15km周回コースを2周×2セットの予定。

クロスシーズンが終わってお休み中のカミュは序盤から苦しげ。ぐーさんとおしゃべりしながら淡々と登りをこなして、遅れたカミュを待って下りへ。サスのセッティングがほぼ決まって、めちゃくちゃ快適。特にリヤサスの動きが秀逸なので、コーナー立ち上がりで勝手に加速する。飛ばしている感覚がなくても後ろがついてこないので、いい仕事してくれているんだろう。ジープロードで合流してアップダウンを繰り返すと、再びカミュが遅れてしまう。ガンバっているんだけど、まだうまくタイヤを転がせていないかな。ポジションを微調整したら、進むようになってきたね。29インチの特性を活かすも殺すも乗り手次第なんだけど、ポイントはやっぱりタイヤを転がすってことかな。ロードバイクで言えば、27.5インチは軽量なローハイトホイール、29インチはコスカボみたいなちょっと重量のあるディープホイール。だから29インチは速度が乗ってくると慣性がつくし、落ちてくると二次曲線的に勢いがなくなる。だからできるだけ勢いを殺さない緩急のつけ方やペダリングの仕方が必要になってくる。もちろん脚があれば関係ないのかもしれないけど、みんながみんなトップ選手の脚を持っているわけではないからね。

2周目に入り身体がほぐれてきたのか、二人とも大きく遅れることなく進行。ジープロードに入ってもカミュはさっきより全然良い動き。あとは良い動きのイメージを持って、練習あるのみだね。

2周目を終えて軽く休憩。リーンアウトの簡単なレクチャーやハンドルポジションのチェックなど。ぐーさんはいろいろ経験値が高いから、説明も実技もうまいわ。さすが、ただの変態じゃない。本当はカミュとぐーさんの比較動画をここに載せたいけど、カミュにイヤだって言われたから自粛。
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Photo by やまぐウ氏

2セット目は2人と別れてソロで2周TTにチャレンジ。八幡浜ではみんな熱いレースを繰り広げているはずだから、自分も仮想ライバルを思い描きながら独りで追い込む。2周のこれまでの最高タイムはTE-01でこの冬に出した88分。目標は85分切り。バイクがフルサスになったことでどう変化するか。

1周目の登りからわりと全開。入りは抑えつつ頂上にむけて徐々に負荷を上げていくペーシングでオールアウト手前まで。そこから下りは安全に抑えめでこなして、ジープロードのアップダウンを全力で。タイヤの空気圧を通常の1.6Barから今日は1.4Barに変更したのがハマったのかグリップ感も良く、いつもより明らかに軽快。1周を終えて41分20秒。いきなりベストラップ。でもまだいける。そのままの勢いで2周目の登りもこなしていくが、ジープロードのアップダウンで若干タレる。最後の舗装路で追い込むも少し向かい風に変わってて、それでもタイムは41分35秒。トータル82分55秒。あっさり最速タイム更新。風向きや路面状況なんかの影響もあるけど、大幅更新で地味に嬉しい。来週にでもまたトライしてみよう。

王滝に向けて、去年の春よりは全然乗れている。今年はリベンジしたいな〜。