STAXに入社したブルーズマン | 山崎利雄のブログ

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Little Milton

Waiting for

1973


★リトル・ミルトン

Bluesも弾けるしSOULも歌える漢

だからBluesのガイドブックにはモダンブルーズの大物として紹介されて、SOULのガイドブックにもミルトンを載せないわけにはいかんだろー的な感じで掲載されてしまう。


じゃあ、BluesもSOULもどっちつかずで、どっちも中途半端?どころか、どっちもすげ〜


14歳で家を出て全米中転々したらしいけど

最初のレコードは1957年エルビスのSUNから

初ヒットは1958年セントルイスのBobbinレコードからI'm A Lonely Manが七万枚のヒット


で1961年にはチェスに入社して18枚シングルヒットを出して黒人間のスターになっちゃった。


だからSTAXはミルトンが欲しかったわけ

大物BluesマンでありながらSOULも歌える、STAXにぴったりやないかと

こういう人が入社すると土台がしっかりするし、箔もつく


で、待ってますのタイトルどおり

STAXでの1st

アル・ジャクソンが数曲ドラムス叩いて

ソウル・チルドレンがコーラスしてます‼︎

どんだけ〜笑


Blues'n Soul

1974


★もう、ミルトンの代名詞ですね

ブルーズンソウル


ただ残念ながらSTAXへの入社が遅かったので

リアルタイムでのリリースはブルーズンソウルまで



Albert King Chico Hamilton Little Milton

Montreux Festival

1974


★先輩ブルーズマンでSTAXでも先に入社していたアルバート・キングとjazz畑のチコ・ハミルトンとのモントルージャズフェスのライヴ盤

三者三様に素晴らしいのですが、ダイジェストすぎやなぁ



Walkin'The Back Streets

1981


★1975年に倒産したSTAXは1977年にカリフォルニアのファンタジーレコード傘下で息を吹き返す。で、ミルトンは当然引っ張りだこだから違うレコード会社所属だったけど

ほぼほぼ未発表曲を集めたリアルタイムの2枚に勝るとも劣らないレコードがリリースされた。



Grits Ain't Groceries

1984


★チェッカー期にも同じタイトルのアルバムがあるぞー笑

これは、STAXの映画ワッツタックスで使われた

一曲を除いてのライヴ盤

ミルトンはスタジアムじゃなくて別撮りでしたねー、ツアー中だったのかな


What It Is

1989


★これは先に紹介したモントルージャズフェスの長尺盤ね

実力がある人だから、後から後からライヴ盤だされちゃう笑


僕の先輩がミルトンが1984年頃来日したライヴを観たんだけど、あまり良くなかったと言ってあまりライヴの事を語ってもらえなかったんだけど

 YouTubeにその時のライヴが隠し撮りでUPされていた。


うわー、語ってくれない訳がなんとなく

理解できました。チェス期STAX期を期待して観に行ったなら、バンドが、バンドが。

ミルトンは力落ちてなく、ブルーズンソウルしてました。



Albert King Little Milton

Chronicle

1979


★アルバートとミルトンのカップリングベスト



★1965年ミルトン初の1位曲

discogs見るとこのレコードはビニール製でなく

スチレン製らしいのですが、どうみてもビニールやなぁ




★STAXのシングル2枚と中央上が1958年初ヒットの七万枚中の一枚


ほんとは、リトル・ミルトンの全レコードをコンプしたいのだけど200枚近くあるからなぁ



最重要期はチェッカー期だと思うけど

重厚なバンドを従えて、BluesもSOULも歌ったSTAX期のミルトンは、ほんと痺れます。