三度目の集古館週末演奏会終了しました。 | 花は半開 酒は微酔い

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山口県で敷居の低い津軽三味線教室《俊之実会》の会主やってます。いろんなことを徒然と綴ってます。ご入会、体験などご希望の方はプロフィールページをご覧下さい♪

朝からとても蒸し暑かったけれど、まあまあなお天気の本日。

集古館週末演奏会に三度目の出演をさせて頂きました。



開演前。今回はカフェスペースでの演奏でした。

回を追うごとにマシな演奏になっているとは思います・・・・全然まだまだですが。

今回のセットリスト。
童謡か唱歌か総入れ替えしたいとか前回言ってましたが、まったく手を付ける余裕がなく、、民謡三昧です。

そんなセットリストでありながら、今回は民謡好きな方がおられる気配がなく。
前半に西物を三曲持ってきていたので、失敗したかなと思いながら演奏を始めました。

ですが、純粋にギャラリーとカフェをご利用の二人連れのお客様が、ちょうど開演のタイミングで少し後ろの方に座られて、前の席を勧めた店員さんに、カフェだけで演奏は(特に聴かなくて)いいですーと言われていたんですね。
そのお客様が、西物(貝殻節から三曲)の時にはもう会話もせずにずっと演奏を聴いて下さっていて。
もの凄く嬉しかったです。

私は太棹で西物の静かな曲を弾いた時の音がとても好きです(中棹では駄目ということではなく)。
三味線のきれいな音を、弾いてる自分が体感出来るからに他ならないのですが。
でも、津軽の激しい曲の方がうけるかな?
津軽物でも、派手さのない唄物ばかり続くと飽きるかな?
とも思うのです。
なのですが、全然聴く気のなかった方が、結局一時間の演奏をずっと聴いて下さっていて、演奏が終わって
「すごく音が響くんですね・・・!」と声まで掛けて下さって、
私は決して巧くはないけれど、自分の好きな三味線の音を聴いて頂けたんだなと思えました。


今日はお客様は少なかったですが、他にも前で身を乗り出して観て下さる方や、前回も来て下さった方もお見えになり、励みになりました。

また三味線を聴きに来よう、と思って頂ける演奏が出来るよう、継続して精進していきたいと改めて思えた本日の演奏会でした。


お越し下さった皆様、集古館様、有難うございました。



雰囲気的に、休憩を挟まず一時間弾き、りんご節で来られた方がいらしたので、一旦締めた後、更に30分程弾いていたのでさすがに左の人差し指が痛いです(笑)。


次回の出演は7月16日(土)です。
次は何か仕込みたいな。