野田弘志―真理のリアリズム | 花は半開 酒は微酔い

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山口県で敷居の低い津軽三味線教室《俊之実会》の会主やってます。いろんなことを徒然と綴ってます。ご入会、体験などご希望の方はプロフィールページをご覧下さい♪

今日は久し振りに三味線を弾く以外の予定のない休日で

ゆっくりめに動き出したものの、何だかスイッチの入れ方が分からずうだうだ。

うーん・・・これは気分転換が必要なのでは。と突発的に山口県立美術館に行って来ました。



いいえ。独奏まで一週間を切ったプレッシャーで現実逃避しに行った訳では断じてありません。
ギャラリーでの演奏の為に英気を養いに行ったのです。


結論。

行ってよかった
めっちゃよかった
めっちゃヤル気出た
絶対もう一回行く
(壊滅的語彙力)


実は私、野田弘志さんを存じ上げなかったのですが、とにかく美しい写実。絵画って何だろうって思ってしまうほどに繊細で緻密で、小さな鉛筆画にすら息をするのを忘れて引き込まれている自分がいました。
イラストレーター時代の作品も好き。車のポスター欲しい。


見える世界を見つめ尽くし、描き尽くす。

モノの、自然の、人の真理を捉えて描かれた画は、衝撃的に素晴らしかったです。



私のやっていることは、目には見えないもの。
形のないもの。
だけど、胸の真ん中に凄くたくさんのものが落ちてきた感じ。うまく言えないけど。


この受けた刺激が演奏に即座に反映されるほどの腕でないのが悔しいですが、演奏前に観に行ってよかったと思います。

気合い入った。
いや今までも入ってたけど、もっとガツンとしたやつ。






という訳で、ちょっと遅めの練習開始になりました。


水仙はいなくなってて、シロツメクサの花畑ももうじき終わりかな。


あんな精密な画を観た後だと、自分の音が実に腹立たしい訳ですが(笑)
明日から5月。集古館まであと5日。