大原浩の金融・経済地動説 -2ページ目

【バフェットの次を行く投資術】プロ経営者は「会社の将来」を気にしない 「首切り屋」を送り込む企業

ミュージアム

 

小栗旬、尾野真千子、大森南朋、市川実日子、田畑智子、伊武雅刀、妻夫木聡他

95点

 

特に前半の猟奇殺人事件の展開はなかなかよくできている。かなり緊張感があるといえよう。だが、後半の刑事役の小栗旬とカエル男である妻夫木聡との対決にはやや物足りなさが残る。

 

密室に閉じ込められる恐怖と言えば、「ソウ」シリーズ(特に第1作)や、「キューブ」シリーズが思い起こされるが、それらに比べるとかなり生ぬるい。妻夫木聡のカエル男は迫真の演技だが、それが少し空回りしている感じもある。

 

小栗旬の刑事役も悪くは無いのだが、「家族愛」による刑事としての暴走には得力が欠ける。

 

このような猟奇的な物語の中での「家族愛」は、一服の清涼剤ではあるが物語の完成度を低めて、凡庸なものにしてしまったように感じる。

 

家族を救う「ヒーロー刑事もの」であれば、それで十分なのだが「猟奇殺人事件」や「狂気」を扱う作品としてはどうであろうか?

 

また、カエル男がドラキュラのように日光を嫌う設定は悪くは無いのだが、このような病に苦しんでいる人々がどのように感じるのかは気になるところである。

 

最後の「特典映像」も、「蛇足」のように思える。もっと鋭角に、猟奇性や狂気の表現に取り組めば、ずっと良い作品になったと思う。

 

豪華俳優陣のそれぞれの演技は充分及第点だから、大変残念だ。

 

https://eiga.com/movie/83640/

狂っちゃいないぜ(Pushing Tin)

 

 

ジョン・キューザック、ビリー・ボブ・ソーントン、アンジェリーナ・ジョリー、ケイト・ブランシェット他

90点

 

航空管制官の日常を描いた作品だが、色々な要素が取り込まれている。

 

「飛行機パニック」「男の友情」「不倫(四角関係)」などがどちらかと言えばコミカルに描かれている。

 

1999年の作品だが、50年代、60年代の古き良き時代のハリウッド映画の雰囲気を

当時の感覚で再現したと言える。

 

「真のアメリカ人」(インディアン)との混血であるとのビリー・ボブ・ソーントンのキャラクター設定は、「ベスト・キッド」のパット・モリタのような「神秘的な異国文化」を描こうとしたのであろうか?

 

だが、これも50年代、60年代の日本人を「眼鏡をかけてカメラをぶら下げ出っ歯である」と描いたのと変わらない感じだ。もちろん、パット・モリタのように敬意をもって描かれてはいるが、ステレオタイプと言うことだ。

 

若き頃の、アンジェリーナ・ジョリーやケイト・ブランシェットを観ることができるのは、価値がある。

 

決して不快では無い内容だが「とりとめなく話が進んでいく」感じだ。さすがに124分という長さがこたえる・・・

 

結局のところ見どころは「四角関係」の絡まり方と、それが解きほぐされていく過程にあると思う。

 

https://eiga.com/movie/44073/

(詳細) 「米国の相対的な衰退がもたらすビジネスチャンスの見つけ方」GINZAX共同セミナー:大

GINZAX共同セミナー:大乱の時代を読み解く新しい視点!

 

「米国の相対的な衰退がもたらすビジネスチャンスの見つけ方」

 

講師: 沼田功 & 大原浩

日時: 2024年10月26日(土曜日)

 午後2時〜5時

場所: 銀座ビジネスセンター

東京都中央区銀座6-6-1 銀座風月堂ビル5F

受講料:2万円

◎一般の方は、Peatix(ピーティックス)

https://peatix.com/event/4125220/view

でチケットを購入いただくか、

ginzaxseminar@gmail.com

にご連絡いただいて銀行口座をご確認の上、事前振込をお願いいたします。(10月23日(水)までに必着。締め切り後のキャンセル不可)

◎GINZAXメンバーの方は、上記メールにて詳細をお問い合わせください。

 

(ポイント)

今、あなたの決断が未来を左右する! 金利、為替、株価、不動産価格が目まぐるしく変動する中、これからの経済・政治情勢はどうなるのか?欧米中心の分析だけでは足りません。

 

これから世界の覇権国家であった米国の衰退が予想される中で、アジアや日本の伝統的な価値観も取り入れた新しい視点で、「大乱の時代」をどう乗り越えるか考えませんか?

 

セミナーの特徴

 

◎深い洞察: マスコミでは得られない真実の情報を元に、あなたの経営戦略にどう活かすかを学べます。

◎実践的なアドバイス: 業種・規模に応じた戦略を具体的に描ける内容。あなたのビジネスの未来を一緒に考えます。

◎新しい生き方の提案: 激動の時代にふさわしい、新しいライフスタイルのヒントが得られます。

 

なぜ今、このセミナーが必要なのか?日本の未来に貢献するためには、先を読む力が必要です。このセミナーでしか得られない特別な視点で、あなたのビジネスを次のステージに押し上げましょう。

 

このセミナーを通じて、時代の流れを読み、貴重なヒントを得ることで、あなたも新しい日本の未来を作る一員になれます。経営者・個人事業主・士業の方々に特におすすめの内容です。

 

セミナーの内訳

第1部      沼田功講演 (40分)

第2部      大原浩講演 (40分)

第3部      コーディネーター山口哲一の司会による鼎談(60分)

第4部      質問タイム(15分)

 

セミナー終了後、近辺で簡単な懇親会を予定しています(希望者は当日お申し込みください。費用は実費)。

 

★参考動画(<番組紹介>大原浩の逆説チャンネルのテーマ、2分25秒)

https://www.youtube.com/watch?v=LsbR0G_Dox8

 

(概要)

◎世界「大乱」の中で、日本はどうなる!?

◎そして、世界の覇権はどこが握る?

◎金利・為替・株価・不動産・・・

◎激動の時代の経営・投資はどうすべきか?

 

2021年に沼田功&大原浩のコンビで、「デフレ社会からインフレ社会への転換期。これからどんな経営にシフトすれば勝てるのか」というセミナーを行いました。その後、デフレが終焉しインフレ社会への転換が着実に起こったことは皆さんもご存じのとおりです。

 

さらには、2022年2月24日のウクライナ侵攻以降、世界の地政学リスクが増し「大乱」の時代に入った事は多くの方々が感じられているでしょう。

 

この「大乱」の原因には色々な理由がありますが、その根底部分には「米国を中心とした世界秩序の弱体化」があると考えます。つまり、世界は「覇権移動」の時代に入ったということです。

 

当然、我々日本人もその影響を大きく受けます。これまでのように欧米だけを見ていたのでは、揺れ動く世界の中では生き残れません。

 

今回のセミナーでは、欧米流の経済分析に異を唱えアジアや日本の伝統的な価値観をも踏まえた斬新な経済分析を多数のメディアで社会に提供し続ける国債投資アナリストの大原浩。そして、時代を読み切って70社以上の株式公開をプロデュースした実績がありながら、僧侶でもあるという沼田功。それぞれの立場から「大乱の時代」を読み解きます。

 

なお、コーディネーターの山口哲一はIT、AI、海外展開に精通した音楽プロデューサーの日本の第一人者です。また、グローバルなスケールでのアーチストの育成に留まらず、投資・経営支援を通じて日本のエンタメビジネスのスタートアップ支援に多くの実績を持ちます。

 

<具体的テーマ>はこちらです。

1:今後の金利、為替、株価、不動産価格の行方

2:米国、中国、EU、アジア、そして日本の今後の政治・経済の情勢、選挙・政権の行方

3:日本の経営者にとっても今後の成長産業と衰退産業

4:私たち日本人の新しいライフスタイルの提言

5:これからの日本の進路の提言

これらをグローバルスタンダード(米国の視点)からだけではなく、非欧米も含めた、本当の意味でのグローバルな視点で解説し、今後の経営・投資のヒントにして頂きます。

 

<本セミナーの特徴>

1:マスコミ報道では知ることのできない、現在の政治・経済情勢がクリアに理解できます。

2:会社の業種・業態、規模に応じた経営戦略がリアルに描けます。

3:これからの新しいライフスタイルのヒントが得られます。

 

資本主義、民主主義の現状・今後に疑問・関心を持ち、単なるお金儲けに留まらず、時代の大きな流れに参加してみたいと考える、企業の経営者・マネジメント・ビジネスパーソン、さらには学生の方々を始めとする多くのご参加をお待ちしています。

 

<プロフィール>

◎沼田功

 

楽天・サイバーエージェントなど有⼒企業の上場を⼿掛け、「伝説の株式公開請負⼈(⽇

経新聞記事より)」と⾔われる。2000年〜2021年まで21年間、サイバーエージェントの

社外役員を務める。リカバリーインターナショナル株式会社(東証グロース:9214)社

外取締役。

宝瑞院(茨城県神栖市・浄⼟宗系単⽴寺院)副住職。中華⼈⺠共和国主治中医師(内科)、⼤阪⾳楽⼤学客員教授、情報経営イノベーション専⾨職⼤学客員教授、復旦⼤学(中国・上海)⽇本研究センター客員研究員。CIF認定

 

◎大原浩

 

国債投資アナリスト、人間経済科学研究所・執行パートナー、GINZAXグローバル経済・投資研究会代表。同志社大学法学部を卒業後、上田短資(上田ハーロー)に入社。外国為替・インターバンク資金取引などを担当。フランス国営・クレディ・リヨネ銀行入行。金融先物・デリバティブ・オプションなど先端金融商品を扱ったあと独立。『証券新報』の顧問を約7年半にわたり務める。2018年、財務省OBの有地浩と人間経済科学研究所を立ち上げる。著書は『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)、『銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由』(PHP研究所)他多数。Twitter:@stevie1fire。

「大原浩の逆説チャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCJHgdztSBm9qn7HDx6SvObw)。現代ビジネス、iza(産経デジタル)、ZAKZAK(夕刊フジ)などの媒体に寄稿多数。

 

◎山口哲一

音楽プロデューサー/エンターテック・エバンジェリスト。 音楽事務所からITビジネスに専門領域を広げ、2011年から著作活動も始める。内閣府「知的財産戦略本部」委員、経済産業省「音楽産業研究会」委員。 エンターテック・ユニバーシティ学校長。プロ作曲家育成「山口ゼミ」を主宰するなど人材育成も積極的に行っている。 『AI時代の職業作曲家スタイル』『最新、音楽業界の動向とカラクリがわかる本』『世界を変える80年代生まれの起業家』など著書多数。常に時代の先を読み、デジタル化とグローバル化が進むエンタメビジネスの近未来を実践的に切り拓く行動と情報発信を続けている。 文化クリエイティブ産業領域での起業家育成と新事業創出を手掛ける2020年にスタートアップスタジオStudioENTREを設立し代表取締役に就任。

https://note.com/yamabug

 

 

 

 

 

 

<第77回>インフレは必然。金利はどこまで上昇するか?二桁金利に備えよ。スタグフレーションの可能