THE GAME ザ・ゲーム | 大原浩の金融・経済地動説

THE GAME ザ・ゲーム

 

スキート・ウールリッチ、クリスティン・ドンロン、マット・マクベイ、アシュリー・ガイエゴス他

70点

 

「気の抜けたサイダー」のような作品である。

 

「怖く無いホラー」作品はよくあるが、それだけでは無い。「脱出ゲーム」も、身内(製作スタッフ)で盛り上がっている感じだ。

 

つまり、脱出のヒントが観客を驚かせるようなものでは無く、ただ淡々と順番を追っている感じなのだ。

 

また、中心コンセプトと考えられる「呪いの箱」も描写が粗雑でピンとこない。呪われた男の描写も同様だ。

 

冒頭のアラブ人の逸話も、思わせぶりだが、定型パターンから抜け出していない。そして、冒頭のもやもや感が最後まで続くといえよう。

 

「密室」ものとしても、「ソウ」の第1作には到底及ばない。

 

「密室」の「監視役」がもたもたした感じで、蛇足といえよう。

 

https://eiga.com/movie/88990/