アルティメット
備忘録:映画レビュー:観た映画
★アルティメット
シリル・ラファエリ、ダヴィッド・ベル 、トニー・ダマリオ 、ラルビ・ナセリ他
140点
リュック・ベッソン脚本・監督による「アクション映画」の最高峰に位置する映画です。
2004年公開の作品ですが、これまでに3回観ています。ストーリー展開が重要でないこともあって、何回観ても楽しめます。
前半は「呼吸するのを忘れる」くらいのアクションが<これでも!かこれでもか!>と機関銃の乱射のように続きます。
パルクール(ビルからビルへ飛び移ったり自由に走り回る)は圧巻です。このシーンを含めて、スタントやワイヤーは一切使っていないそうですから、シリル・ラファエリとダヴィッド・ベルの身体能力(特にダヴィッド・ベル)には恐れ入ります。フランス版ジャッキー・チェンというか、ジャッキー・チェンを超えて(少なくとも身体能力の点では)いるのではないでしょうか?
最近はVFX全盛ですが、「本物=生」の迫力というのは、2次元の画面を通じてでもよく伝わってきます。技術の発達によってこのような傑作が創作されなくなるのはとても残念です。
また、「意味もなくやたら人を殺す」のがフランス映画の特徴ですが、本作品でもやたら拳銃で撃ち殺します。
中盤に入ると少し「休憩タイム」的な画面やコメディ風の流れがありますが、逆にそこで休まないと心臓に負担がかかりすぎると思います。「大男」のシーンは、最初に伏線が張ってあって結構重要ポイントなのですが、蛇足ですし面白くもないし格好良くもありません。
まあでも、「ジャックと豆の木」のパロディと思って素通りしました。
ただ、人質になるだけという「妹」のキャラクター設定と配役は、やや微妙です。「おっさんしか登場しない映画」の中の「一論の花」なのでしょうが、ちょっとしっくりきません。
「レオン」のマチルダと同じ系統のルックスなので、ベッソン好みの配役なのでしょうが・・・(まあ、マチルダも設定としては似たようなものですが・・・)
ラストの<爆弾の秘密>のどんでん返しだけは意表をつきます。
最後にシリル・ラファエリとダヴィッド・ベルが別れるシーンは、ごくありきたりなのですがとても印象的です。
★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏とシンクタンク「人間経済科学研究所」(Institute of Economics for Humans)を設立予定です。HPは、https://j-kk.org/ です。
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