アウトレイジ ビヨンド
備忘録:映画レビュー:観た映画
★アウトレイジ ビヨンド
ビートたけし、西田敏行、三浦友和、小日向文世他
115点
「アウトレイジ」(2010)を観ていないので、話のつながりがわかりにくいところがあったのですが、第一級のハードボイルドであり、大いに楽しめました。
北野監督のデビュー作「その男凶暴につき」(1989)は、粗削りかつ大胆な構成がとても魅力的でしたが、2012年のこの作品は、その間の北野監督の成長がはっきりとわかります。
荒々しさは消えてスタイリッシュで切れ味の鋭い、まさに<ハードボイルド>の映像になっています。躊躇なくどんどん人を殺していく展開はフランス的で、北野監督が欧州で人気がある理由がわかるような気がします。
また、個性的な実力派俳優陣をこれだけたくさん集めて、それぞれのポジションにぴたりとはめ込み、しかも全体の調和をとる力量には驚かされます。
加瀬亮の「出世したチンピラ役」はなかなか見ごたえがありますし、三浦友和のいい人そうな悪人ぶり、西田敏行の関西弁の迫力、それに小日向文世の悪徳?刑事もいい味出しています。
その他の俳優陣も生き生きとしていて、クエンティン・タランティーノとは違ったタイプですが「俳優の魅力を引き出す監督」であるということを痛感しました。
ただ、俳優としてのビートたけしは、やや「疲れた」感じがします。引退しようかという設定ですから、ある意味演技なのかもしれませんが、もう少し凄みを利かせた演技のほうが良かったのではないでしょうか?
ラストシーンは、なかなかシャープでいいと思います。
★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏とシンクタンク「人間経済科学研究所」(JKK)を設立予定です。HPは、https://j-kk.org/ です。
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