IBM 奇跡の”ワトソン”プロジェクトー人工知能はクイズ王の夢を見るー | 大原浩の金融・経済地動説

IBM 奇跡の”ワトソン”プロジェクトー人工知能はクイズ王の夢を見るー

備忘録:読んだ本
★IBM 奇跡の”ワトソン”プロジェクトー人工知能はクイズ王の夢を見るー
スティーヴン・ベイカー著、早川書房
95点

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今や人工知能(AI)の代表格として扱われるIBM・ワトソンが、米国の人気クイズ番組<ジョパディ>で、人間のクイズ王に勝利するまでの物語です。

ディープブルーが、人間のチェスチャンピオンに勝利し、世の中に衝撃を与えたのが1997年。もう20年も前になるんですね・・・・チェスの次のターゲットとして白羽の矢が立ったのが、米国の人気クイズ番組<ジョパテイ>ですが、人間の言語に基づきウィットやユーモアがふんだんに使われるこのゲームは、コンピュータにとっては難関です。

どのように、その難関を克服していったのかが克明に描かれていて、結果がわかっているののに、ストーリーにどんどん引きずり込まれます。

ちなみに、AI(人工知能)の定義は今のところあいまいですが、IBM自身はワトソンをAIではなく、エキスパートシステムであると考えているようです。AIは人間の脳と同じように万能(今日の晩ご飯のおかずのことから、哲学、数学、音楽等々人間の脳の適応範囲はほぼ無限大)であるべきだとの考えから、ワトソンのように特定の分野においてだけ人間の脳に近い働きをするコンピュータは、<エキスパートシステム>であるというわけです。

本来の意味での人口知能<=2001年宇宙の旅での「HAL」>が登場するまであと
30年かもしれませんし、あと200年かもしれませんが(本書でも色々な意見が飛び交っている)、ワトソンがその発展の中で重要な位置を占めるであろうことは間違いないでしょう。

 

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<大原浩の本>

 

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>2017年度版、

 

昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>

 

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版

 

★投資の神様<バフェット流投資で勝ち組投資家になる>(総合法令)

 

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」昇龍社(アマゾン・キンドル版)

 

★「バフェットに学ぶ【永久不滅投資法】」―損を出さないで永遠に資産を増やすことは可能かー(同友館)

 

★日本株で成功する バフェット流投資術 (日本実業出版社)

 

★企業情報を読み解け! バフェット流<日本株>必勝法=永久保有銘柄を見抜く18のポイント(日本実業出版社)

 

★『勝ち組投資家は5年単位でマネーを動かす』(PHP研究所)

 

★「銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由」(PHP研究所)

 

★「韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか」(講談社)

 

★The Roshi-老子81章・乱世を勝ち抜くための【決断】の書-(戦う経営者・ビジネスマン・投資家のバイブル)大原浩著・昇龍社<アマゾン・キンドル版>

 

★「バフェット流で読み解くGINZAX30社!」<特選・優良企業>2015年版

 

GINZAXグローバル経済・投資研究会、昇龍社<アマゾン・キンドル版>

 

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)昇龍社<アマゾン・キンドル版>

 

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)昇龍社<アマゾン・キンドル版>

 

★未来世紀エルサレム、昇龍社<アマゾン・キンドル版>

 

★時空小説「ルンビニ」、昇龍社<アマゾン・キンドル版>

 

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