華麗なるせんべい | 大原浩の金融・経済地動説

華麗なるせんべい

昨日、実家の母から宅急便が届きました。色々と美味しい食べ物が詰った、有り難い定期便です。

今回は、『朝日あげ』が大量に入っていました。袋には<日本一おかき処>と書かれています。普通、自分で自分のことを「日本一」などというところにろくなところはありませんが、この播磨屋は別格です。

直径7センチ~8センチの大きなせんべいは一つずつ袋に包装されているのですが、そこには商品名のほかに<ほっぺたが落ちる揚げせんべい>と書かれています。たしかに、せんべいと言うには、あまりにも柔らくてとろけるのが特徴です。『トロせんべい』と呼んでもかまわないかもしれません。しょうゆ味も、やさしい味付けで感動です。

私は、元来固いものが好きで、パスタだけでなく、ラーメンやご飯も『アルデンテ』が好きなのですが、この『朝日あげ』は固い物好きの私も納得させる柔らかい美味しさです。

そして、宅急便の中に一緒に入っていたのが、『華麗満月』というせんべいで、その袋には、「ほっぺた落ちるカレーせんべい」と書かれていました。

カレーと言うのは、日本人の国民食で、カレーライスはもちろんのこと、カレーパンなど「カレ-●●●」という商品は無数にあります。しかし、大概の場合、カレーの味が強すぎて、組み合わせる相手の味を台無しにしています。もちろん、カレーの味が美味しいので商品としては成り立つのですが、わざわざ●●●と組み合わせる意味が不明と言うわけです。

しかし、この『華麗満月』の絶妙のバランスには驚きました。カレー風味というのはごく僅かなのですが、それで充分です。封を開けたときも、カレーの香りはほとんどしませんし、最初にかじったときも、意識しないとカレー風味がわからないくらいです。

しかし、何回かかみ締めると、じわっと口の中で広がるカレー風味。そのほのかなカレー風味としょうゆ味の『トロせんべい』との組み合わせは絶妙!

インド発祥のカレーが、カレーライスを経て日本の国民食となり、ついには『和食』として完成した瞬間です。

<播磨屋本店>
兵庫県豊岡市神美台1-1
TEL 0120-75-100
FAX 0120-75-2200