こんばんは。
校舎長の樋口です。
前回の問題の解説をしながら、メネラウスの定理の手順を説明します。
前回はこちら
http://ameblo.jp/toshin-aratamabashi/entry-12154918783.html
問題 AE:EC=2:3 、 AF:FD=1:1 のとき、 BF:FEを求めよ。
(見にくければ、画像をクリックして拡大してください)
解いてみましたか?
下にスクロールせず、ちゃんと解いてみてください(笑)
ノートに図を写して、考えましょう。
数学は、考えることが大事です。
解説を読むだけでは力つきませんよ。
はい、解いてない人、上に戻って(笑)
では、解説いきます。
メネラウスの手順は、こうでした。
①三角形をあぶりだす。
②その頂点に○をつける。
③頂点(○)を通っていない直線を見つける。
④その直線と三角形の辺(延長上も可)との交点に★をつける。
⑤○→★→○→★→○→★→○
では、三角形をあぶりだしてみます。
比がわかっている線と、求めたい比がある線を、太くなぞります。
(今回は、ADとACとBE)
すると、その線に囲まれた三角形があぶりだされます。(三角形AFE)
たったこれだけで、カンタンに三角形はみつかります。
ここで大事なこと。
太くなぞった線で三角形ができない場合は、メネラウスの定理は使えません。
他の辺の比を求めるか、別の方法(相似など)を考えましょう。
三角形の頂点に丸をつけたら、次は直線を探します。
メネラウスの定理とは、三角形と、その頂点を通っていない直線との定理でした。
頂点(○)を通っていない直線を探してください。
これもカンタンにみつかります。(BC)
直線は、三角形から離れててもかまいません。
見つかった直線(青線)と、三角形の辺(の延長)との交点に、★をつけましょう。
さあ、これで準備はできました。
頂点と交点を巡ります。
○→★→○→★→○→★→○ のように、飛んでいきます。
どこの○からスタートしても構いません。
○と★を交互に飛んでいくだけ。
カンタンカンタン。
カンタンですね。
メネラウスの定理のポイントは、
「比がわかっている線と、求めたい比がある線を、太くなぞる」
たったこれだけで、三角形があぶりだされ、メネラウスが使える問題かどうかがわかります。
メネラウスの定理を、AB・BC・・・と文字で覚えたり、キツネの絵を描いて覚えたらだめですよ(笑)
ブログでは伝わりにくい部分もあるので、よくわからなければ、名古屋新瑞橋校にお越しください。
いつでも校舎長が、わかりやすく質問に答えます。