悲しいほどに美しすぎる五島列島(長崎)2019.9.14(土)〜17(火)
2019.9.24 上田光代 236000

五島列島はとても美しい所と教えてもらい是非、訪れたい。
うどん大好きな私。一般家庭の食べ方の地獄炊きうどんを食べてみたい。
因みに五島うどんは3大うどんの一つだそうで。
(香川県の「讃岐うどん」、秋田県の「稲庭うどん」。残りのひとつは、
長崎県の「五島うどん」or群馬県の「水沢うどん」)いざ、出発。

↑堂崎教会(福江島)

2019.9.14(土)  晴天                       
中部国際空港7:35発〜✈長崎9:35発〜✈福江空港10:05着。
昨晩、中部国際空港駅 午前7:27着の電車では✈出発まで8分で移動は無理と、就寝5分前の今頃、
夜11時に気がついた。1本前の電車に変更。が最寄り駅から電車がない。
隣駅の名鉄国府駅5:33発に乗るためタクシー予約。ところが名鉄タクシー、午前6時前は未営業。
次に電話した名宝タクシーは既に予約でいっぱいで車なし。えッ? 
当日朝、私を国府駅と自宅の間を車でピストン輸送するため歳彦氏、自転車で走る。

中部国際空港の掲示板を見て驚いた。午前7:25までに保安手続きが終了していないと飛行機に
乗れないと表示。当初の電車、午前7:27着では✈2人で6万円弱が紙くずになるところであった。

五島列島の福江空港

 本日は、五島列島キリシタン物語 久賀島(ひさかじま)
 奈留島(なるじま)編に参加。食事付き(一人:12,000円)。
奈留島へフェリーで移動中。地元の70代ぐらいのご婦人にキャップ帽子
に短パンズボンの歳彦氏、なんと。まさかの私のツバメと間違われる。
→浜脇教会(久賀島)。木造の教会は潮風にさらされて傷みが激しく、1931年(昭和6年)、台風にそなえて堅牢さを求め、五島初の鉄筋コンクリート造りの
教会に建替え。旧の建物は五輪地区に移築。(=現在の旧五輪教会堂)
→久賀島観光交流拠点センターで昼食。
 冷たい五島うどんも!最高!!ツルツルと。
私の知っている うどんより、かなり麺が細い。硬麺、好き!美味!


↑地産地消の昼食

 


牢屋の窄(さこ)殉教記念協会。ここは、弾圧時代、12畳の牢獄に約200人が監禁され42人が亡くなった殉教の悲劇を伝える信仰の聖地。 

 

↑江上天主堂

→旧五輪教会堂(国指定重要文化財)→江上天主堂(国指定重要文化財)の外観は、まるでペンションのよう。
                                   
日常、使用の教会は、教会内にオレンジ色の灯火ランプありと説明あり。    
宿泊は、五島三井楽(みいらく)サンセットユースホステル(1泊/1人2,900円。朝食780円。夕食1,250円)
ここで3泊。夕食は、五島牛のハンバーグあり。毎回、地元のお刺身。美味しゅうございました。

2019.9.15(日) 晴れ
朝の散歩は、白色の外観が清楚な水ノ浦教会&城岳展望台へ。

   

↑水ノ浦教会    ↑城岳展望台
    
本日は、福江港 9:20発で上五島かみごとうへ。        
(=中通島:地元では、上五島かみごとうが通称。)
福江島と上五島の移動はジェットフォイル(30分)で。   
上五島の有川港までの往復はシャトルバス:無料(1時間)で。       
頭ヶ島天主堂(かしらがしま:国指定重要文化財)。
ここは、1軒をのぞいて皆キリシタンだったという頭ヶ島。
もとは伝染病患者の島で、役人は、こないだろう                 
と長崎の外海(そとみ)からキリシタンが移動。   

 

↑頭ヶ島天主堂 ↑上五島は横綱 佐田の山の生誕地 

お待ちかね!五島うどんの里で昼食。   

          

 ↑地獄炊きうどん
歳彦氏は湯かけ鯨(くじら)定食(1,200円)。    
私は地獄炊きうどん(750円)。醤油&卵、アゴ出汁(トビウオ)で。
→鯨賓館ミュージアム(げいひんかん)200円/1人。ココ、お勧め!                        
歳彦氏、単独で海童神社と平串鼻へウォーキング。私は鯨賓館でせっせと鯨の折り紙を。
  
2019.9.15(月) 晴れ
今日は、福江島の探検。まずは、日本一美しい“高浜海水浴場”へ。
大瀬崎灯台(歳彦氏単独で岬の端へ。行き40分、帰りは20分を闊歩。)

 バックが大瀬崎灯台 大瀬崎断崖より
その間、大瀬崎断崖で私は “日本が売られる”堤未果著を読む。
遣唐使ふるさと館は、私には解説の人形が生々しかったシアターあり。  
その後、歳彦氏単独で笹岳(300m)登山。                

2019.9.16(火)朝は、強風と雨。日中は曇り。
朝の散歩は、三井楽(みいらく)のしま 日本遺産 国指定名勝へ。
強風と雨の中、海岸沿いの岸壁の石碑に。

         

 ↑三井楽の石碑       ↑井戸   遣唐使が水を組んだ井戸に↑うなぎ生息
みいらくのしまは、その昔(蜻蛉日記の頃)死者に会える場所で有名。
みいらくを歌った たくさんの万葉歌あり。顔にかかった雨水が辛い!
                             
楠原教会→白石のともづな石(日本遺産)では、石のお世話をしている
御婦人に出会う。今日は、石の銀色の模様がよく浮き出ているよと。   

ともづな石
                                        
西海国立公園内の遣唐使船日本最後の寄泊の地の魚津ヶ崎公園(ギョウガサキ)。
→堂崎教会堂。江戸時代からのキリスト教禁教令廃止以降、
五島列島で最初に建てられた聖堂。1974年(昭和49年)に設立。
→心誠で昼食:本当は、ここで郷土料理の絶品と言われる“はこふぐの味噌焼き”を食べたかった。4日間、海がしけてハコフグの水揚げなし。残念!    

  

↑心誠

→五島観光歴史資料館:ここは、お勧めの一つ。
五島を紹介する30秒程度のスライド多数あり。
チャンココは(8月中旬)、五島市を中心に伝わる古い念仏踊り。 

   

↑チャンココ      ↑ヘトマト
地元の商店街が中心に40年前に青森からねぶた絵師を招きスタートした“ねぶた祭り”:10月。ヘトマト(1月中旬)は、相撲に始まり、酒樽の上に乗った新婚の女性による羽根つき、綱引き、大わらじを担いた青年が、見物する若い女性を次々と乗せて歩く行事。などなど。

草木染めやバラモン凧作りができる体験型施設ふるさと館で            
玉之浦椿の苗(1,000円)を買ってもらう。嬉しい!     

 ←玉之浦椿           

鬼岳。鬼岳は、芝生のような美しい300メートルの小山。
ここでブーン・ブーンと唸りを上げ、空を舞うバラモン凧を見た。

 

↑鬼岳ふもと    ↑バラモン凧
なんと鯉のぼり6尾をお供に従えて。圧巻! バラモン凧は武者と鬼とが相対する姿が描かれている。             
                               
歳彦氏、単独で鬼岳登頂へ。(私は、近くのお店で、かき氷)
1時間ほどして戻ってきた歳彦氏を見て、なんですか?これは?とびっくり。
半袖から出ている腕、半ズボンから出ている足。見事に赤くミミズ腫れのひっかき傷だらけ。
???? 鬼岳の底の火口部分は、背丈ぐらいのヤブになっていたそうで。
 
三井楽水産(みいらく)の鬼鯖。サバが肉厚。たまらない美味さの鯖寿司。1,620円

 絶品 鬼鯖


福江空港19:00発→✈福岡→✈中部国際空港21:55着→名鉄国府駅23:27着  
オーマイゴット。国付駅にタクシーがいない。歳彦氏、再度、ピストン輸送のため自転車で走る!!!

“悲しいほどに美しい”といわれるのは、生きて日本に戻れるか わからない遣唐使たちの日本最後の寄港地の歴史、長崎の外海から人口過剰のため3千人にのぼる五島への移動。
信仰を続ける為とはいえ過酷な農地開拓。さらに明治政府によるキリシタンへの壮絶な弾圧の歴史。今夏、台風通過や大雨と4回もニュースで五島列島の名前を聴いた。
自然からも人為的にも厳しい、美しい土地なのですね。本当に美しい五島列島。

歳彦殿。4日間、素敵な旅行をありがとうございました。          以上