大井川編(静岡)2011.12.10~12.11

   2012年1月20日 上田光代

 

小春日和(冬季日和)の2日間。

乗ってみたかったSL乗車。

囲炉裏あり。黒光りの床ありの川根七曲宿ユースホステル宿泊。

サイクリングで大井川の自然にどっぷりの素敵な旅行となりました。

 

 

2011年12月10日(土)

午前7時出発。

若い時は一緒にいるだけでし・あ・わ・せ。今は努力が必要。

ということで、“お付合い中のお嬢さんとデート”を合言葉にしゅっ~ぱ~つ。

 

今日は、大井川鐡道の「新金谷転車第と車両見学ツアー(1人:5,000円)」に参加。

事項防止のため、ヘルメット着用。すでにここから私にはおもしろ体験!

メニューは、

1)SL運転準備の見学、転車台の手回し体験(10時~)

2)SL乗車(新金谷駅11:45発→千頭駅(せんず)13:06着) 

3)長島ダムの見学(帰りは臨時列車で80分の大井川沿線の旅)

 

お弁当、80周年記念バッチ付き。

当日は、「お座敷車両」でお弁当。座敷タイプ。

VIP対応席と思われる「展望車両」にも移動可。ソファタイプ。

一般車両での着席も可。90度直角の椅子タイプ。

80周年記バッチを見せると今日だけは特別。途中休憩の停車駅では何度でも出入り自由。

 

途中の停車駅での休憩時の一コマ。一般車両のお客様が、車掌さんに「宴会列車に乗るにはどうしたらいい?」と繰り返し聞いていた。車掌さんは、「御座敷列車です!」と繰り返し訂正。

確かに「御座敷車両」を窓越しに見ると、一部の人は「宴会状態」に。

 

感想。SLは乗るより見るもの!と思いました。

乗車してしまうとSLの素敵な姿は見えませんものね。

 

 

夜は、囲炉裏あり。黒光りの床ありのユースホステルに宿泊。

のんびり、ゆったり、ほっこり。肩の力が抜ける、隠れ家的なユースホステル。

夕食後、ごっついご主人が「手摘み川根茶のお煎茶」を目の前で丁寧にいれてくださった。トロリと甘い味。お風呂は、なんと直径70㎝ぐらいの樽風呂!おもしろい。

五右衛門風呂風。“ゆず”がプカプカと。あ~体があったまる。

今晩11時~11時50分は皆既月食。月がオレンジ色に。素敵な夜空。よいところです。

 

翌朝の朝食のおにぎりは豪快。豪快。1個が一合?あるかも。

川根七曲宿ユースホステル:1泊3,360円。暖房費200円。夕食1,200円。朝食400円。

(かわねななまがりじゅく)

 

2011年12月11日(日)

ユースホステルの自転車(無料)を借りてレンタサイクル。

弥次さん、喜多さんが川止めをくった「大井川」。とても広い川です。

 

左側に山を見て。右側には壮大な大井川を見ながらのサイクリングは、

自然って偉大!とつくづく。

 

塩郷駅の近くの川にかかる「恋金橋」こと久野脇橋を渡る。

長さ220メートル。大井川流域のつり橋で最長。

板は一人幅分しかなく川からの高さは約11m。

真下を見ると足がすくむ。ぞくぞくと怖い!

 

みれば歳彦氏が。あの歳彦氏がまったくの無口に。

そろりそろりと足を運んでいる。

 

サイクリング後半、とても長い坂道を自転車で気持ちよく

下るはずであったが、転倒。

う~。ど痛い。両膝すりむいた。

両膝と両腕の強打。一度起きて、すぐまた、転倒。

さすがに12月の半ば。寒い!と思い、私、厚着しちゃいました。体の動きが緩慢に。

 

ど痛い!私に、「大丈夫?」の言葉もなく、

「なんで転ぶの?」と怒った顔で問いかけながら近寄る歳彦氏。

頭きちゃう。「僕がいるから大丈夫だよ!」と言ってごらんなさい!!!

 

大井川河川敷きの砂は肥沃?なのか、おそろしく黒々としています。

来年2月には熊本の阿蘇で放牧中の娘(大学2年)が“りゅちゃん(ペットのうずら)”を連れて帰宅予定。彼の砂遊びにはいいかも!といそいそ、ホリホリしてお土産に。

 

 

午後は。「お茶の郷 博物館」へ。大人600円。

石臼で「お抹茶」をスリスリ体験(無料)。

石臼から飛び散る抹茶の粉末。黄みどり色になりながらスリスリ。

その後、*日本庭園で、自分で磨ったお抹茶を一服。

 

因みに、こちらの庭園は、大名茶人の「小堀遠州(こぼりえんしゅう)」が手掛けた建物と庭園を復元したもの。茶室は「*縦目楼(しょうもくろう)」。

小堀遠州といえば「綺麗さび」を確立した人。

 

脱線するけれど「貧乏宗丹」とやゆされるのが「千利休の孫の宗丹」。

利休が切腹させられた後は表立って宗丹を庇護する大名・商人は現れなかったのでしょうね。

 

宗丹は、子供たちには お金の苦労をさせるものかと子供たちの就職先やパトロン探しに奔走。

いつの時代にもこのような親はいるのですね。

因みに、「宗丹」には4人の男子あり。

初代、武者小路千家(二男)、表千家(三男)、裏千家(四男)の父。

お父さん、千利休のお茶を後世に伝えるため頑張りました。イエ、イエ、ただの親バカかな?

 

「お茶の郷 博物館」では、要予約で博物館の無料ガイドあり。

次回、チャンスがあれば是非、申込みたいと思いました。0547-46-5588

*庭園・・・仙洞御所((せんとうごしょ)=退位した天皇(上皇・法皇)の御所))の東庭を復元したもの

*縦目楼(しょうもくろう)」・・・京都の伏見奉行屋敷と石清水八幡宮瀧本坊(たきのもとぼう)の合作茶室

 

膝はとても痛い思い出となりましたが、楽しい旅行をありがとうございました。

いつも笑顔の歳彦氏に感謝いたします。

 

 

28,185円