2011 安曇野編“電動自転車&熊よけ鈴付き杖“

2011.11.22 上田光代

 

2011.11.7(月)~9日(水)  突如、安曇野に。

歳彦氏の勤続30年の取得休暇2週間の後半部分、

時間を割いてくれました。前日の夜、宿泊予約。

 

安曇野ではサイクリングを。歳彦氏はMy自転車のランドナーを持参。私は電動自転車を借りてもらい、坂道もランランラ~ン。片道8㎞の安曇野ちひろ美術館も軽やかに。

翌日は、落ち葉いっぱいの烏川(からすがわ)渓谷緑地をハイキング。

 

2011.11.7(月)

歳彦氏、My自転車のランドナーを分解し、車に乗せ、ご機嫌に出発。

が、高速に乗り、1時間後、サービスエリアで歳彦氏は1時間半の休憩モードに。

前日、前々日の午前1:30就寝の夜更かしの成果でしょうか?

休暇前半部分のご両親との長崎・熊本旅行の気疲れが出たのでしょうか?

5年に1度くるという偏頭痛の到来。パターンでは、毎日1週間ほど続くそうで。

 

やむを得ず、ハンドル交替。

 

2011.11.18(火)

朝6時起床。お手手つないで朝の散策。

今日はサイクリング。

安曇野ちひろ美術館→とんぼ玉美術博物館→山岳美術館。

 

午前9:10 穂高駅前の「しなの庵」で電動自転車を借りてもらう。(1日2千円)。

しなの庵は、当初は兼おそば屋さん。今はレンタサイクルのみ営業。どうりでの名前です。

一緒にいるだけで元気がでる若旦那とそれ以上に元気がでる母。あうんのコンビ。

寒さ対策に軍手も貸出。お勧めコースのレクチャなど多数GOODアドバイスあり。

 

スケッチロードを通り、10時過ぎ。安曇野ちひろ美術館に到着(入館料800円)。

香月泰男生誕100年記念と題して、私には全くなじみのない作品を拝観。

「いわさきちひろ」と「香月泰男」はほぼ同じ時代を生きた画家。

それぞれの戦争体験を経て命を見つめ続けた作品を書いたそうで。

私は、特に、いわさきちひろの「あかちゃん」の絵が好き。

あのぷわぷわとした輪郭が。

  

歳彦氏が、「ぶどうをもつ少女」のマグカップをお土産に

買ってくれました。わーい。うれしい!ありがとうございます。

 

午前11:30.なんてことでしょう。きちゃいました。招かざる客、偏頭痛の到来。

歳彦氏、カウンターパンチ!!! 美術館内の「子供プレイルーム」で午後2時まで就寝。

 

遅い昼食をとり、午後3時に。とんぼ玉美術博物館に。(入館料700円)

世界のとんぼ玉を常設展示。古くは3500年前のエジプト王朝や人面、モザイクのトンボ玉、日本の江戸のトンボ玉、アイヌ玉と豊富。

どれもお高い!購入金額なのかしら、お値段表示あり。

 

何故か展示室の1/5を鉄瓶が占めていた。

ガラスケースの中に鎮座しているものもある。高そう!

「素人の私が見ても素晴らしい。鉄瓶たちはどれも手の込んだ装飾が施されている。

これでお抹茶や煎茶を頂いたら、もう、うれしくて溶けちゃうだろうなぁ。

 

「あれらの鉄瓶は?とんぼ玉とどういう関係でしょうか?」と。関連がよくわからないので素直に受付嬢に尋ねる。

受付嬢の答えに思わず、目が点に。

「鉄瓶は、とんぼ玉とは関係なく、社長の趣味です。ただ、収集するのが好きで」と。

あらま。もったいない。使わなくちゃね。

 

NHKのラジオドラマで600回続いたという「鐘が鳴る丘集会所」と重文の「松尾寺」に立ち寄る。

坂道もランランラ~ン。恐るべし電動自転車の威力。

見れば歳彦氏は、立ちこぎでグイグイと頑張っていらっしゃる。

 

午後4時過ぎ、山の中腹にある「安曇野山岳美術館」に到着。(入館料700円)

山岳絵画のみ展示。美術館を出ると、あたりはうっすら夕方モード。

                               

         爺ヶ岳↓  鹿島槍岳↓

途中、電動自転車のあまりの快適さにガンガン飛ばして、

結果、行き過ぎ。Uターン。30分のロス。

安曇野の道には、道路の横に60㎝ぐらいの歩道が設けてある。

15cm高さのブロックで車道と仕切ってある。

歳彦氏は、そこを走れという。私には狭い!道。

車線とは反対側は、場所によっては、道から1m-の段差はあるコンクリートで側面を固めた“田んぼ”のところもある。ガードレルもない。おっこちたら落ちるじゃない!

 

すでに辺りは真っ暗。車が通るとヘッドライトで道なりが見えるけれど車があまり通らない。

お店が欲しい!明かりが欲しい!道が曲線なのか直線なのか、私には、わからない!!!!

 

狭い!暗い!怖い!と3拍子、そろったところで転倒。

車道側のブロックにぶつかり、痛っ。また、電動自転車が重っ。自転車をおこすの一苦労!

 

午後6時に宿泊先、「安曇野パストラルYH」に到着。ここで2泊する。

玄関に入ると、いきなり正面にタイタニックのような横広の大きな広い階段。

 

夕食は、「鱒(ます)のアーモンドオーブン焼き」、「鶏のもも肉くるみ香辛料ソテー」

食前酒は奥様手製の陶器のぐい飲みに自家製の梅酒etc。

白の大きなお皿を使い盛り付けもおしゃれ。

歳彦氏の持っている地図によれば「ペンション風のYH」だとか。

1泊3,360円。暖房料200円。夕食1,260円。

 

宿泊客は、私たち2人のみ。ご好意で同じ部屋に。

それぞれにお風呂も沸かしていただいており、感謝。恐縮。ありがたくしっかり温まる。

 

2011.11.19(水)

8:00~9:00 烏川(からすがわ)渓谷緑地をハイキング。

熊よけの“鈴つきの杖”を手に持ち、途中途中で熊脅しの鐘をならしながら。私、“鈴つきの杖”は初めて見る、持つ体験。

紅葉と落ち葉がいっぱいの小道をカサカサと情緒いっぱいの散策となりました。

 

楽しいひと時を過ごさせていただき、歳彦氏に感謝いたします。

 

 

 

合計金額:41,773円