春爛漫、京都へ花見に行きました 第２弾
上田 光代
2002年４月３日（水）、京都の円山公園の枝垂桜（シダレザクラ）を見に、母・私・娘の親子３世代で行ってきました。因みに、小５の娘は京都のタクシーの運転車さんに“３姉妹です”と答えておりました。３姉妹の表現のほうが素敵かも。でも無理があるかも！
私は円山公園近くの「いもぼう」での食事が楽しみ。美雪は「新幹線に乗ること」を楽しみにしています。彼女にとっては、新幹線は初乗車。
今年は桜の開花が例年に比べ、１０日～２週間程度早く、春休みの間に桜の季節を迎え、美雪も参加できることになりました。ああ、大変。いえいえ、幸せでありがたいことです。
さて、当日は、晴天に恵まれ風もなく５月中旬の気候とうれしい１日でした。
名古屋9:0７発、京都10:02着。平日なのに人がいっぱい。円山公園（祇園）行きのバス停のD1,D2は共に、なんと20メートルぐらいの、それも４列待機行列。そそくさとタクシー乗り場へ。
なーんとこちらも50メートルぐらいの行列。でもタクシーはいっぱい待機している。行列にも動きがある。待つこと７分。目的地へ。
円山公園の枝垂桜は少しピークを過ぎたところでしょうか。きれいでしたよ。
円山公園の枝垂桜は1886（明治19）年の公園開設当時から伝わる名物の桜で昭和24年から２代目が育ち現在に至ります。
と枝垂桜を愛でているのもつかの間、美雪がいない。
いくらなんでも京都で迷子にしては帰れない。
目を走らせれば、鳩を追いかけて右往左往している小学生を一人発見。
１１時少し前だけれど「お腹がすいた」のかわいい声に円山公園隣の「いもぼう」に移動。
「いもぼう」とは、海老芋（エビイモ：里芋）と棒鱈（ボウダラ）を炊き合わせた料理。ここのお店では300年近くの歴史があるそうです。お味のほうは、母いわく「海老芋は口に入れた瞬間、パッと溶ける。味はさつま芋に似ているかねぇ。」と。棒鱈は関西の方はよくご存知のお正月にはかかせない１品と同じもの。しっかり干した堅い棒だらを何日もかけて水で戻して炊いたもの。京都は海から遠いですものね。
さて、美雪はとろろ月見とだし巻玉子にご満悦。特にだし巻玉子。“ゆば”みたいに薄くのばした卵焼きが何回も巻き巻き状態。なのに、なのに見た目も味ももふわっとしている。おいしいの連発でした。（いもぼう御膳2,400円。花御膳4,000円）
もっとゆっくり食べましょうよ。といっても無駄で次へ行こう次へ行こうのかわいい声で移動。
会計を済ませ「いもぼう」から遅れて出ること５分。“りんご飴”を幸せそうにもっている美雪がお出迎え。
今、昼食をとったばかりでしょうに・・・。
それにしてもこの公園、人も多いが、露天商もいっぱい。彼女にとってはこちらのほうが幸せかも！ それにしても不思議な光景。平日なのに隙間なく敷き詰められた青いビニール御座を埋め尽くしている「宴会中」の満員御礼の人々。今日って平日だよね。それも昼間。夕方はどういう状態になるのかしら。さらに休日っていったいどんな状態になるのでしょう？
さて、この公園には、いろいろな桜あり。八重桜はまだ、つぼみでした。ソメイヨシノははらはらと花びらを散らし続けておりました。
私の桜に対するイメージは川や道の両沿いに咲いているという固定観念がありました。しかし、ここでは公園のところ狭しと桜が植えてある。ハラハラ散る桜の花びらは、まるでしっとり振り続ける小雨のようでした。思わず、木の下にかけより桜の花びらに浸ってニッコリ。
幸せです。
その後、円山公園に隣接の「八坂神社」へ（京都では祇園さんと親しまれているそうです）。
続いて、高台寺（NHKの大河ドラマの「利家とまつ」で今年は有名だとか）近くの民芸品屋“和工房（電話：075-551-6737）”でお土産タイム。水引きのような素材で直径0.7㎝くらいの和風のかわいらしい根付を見つけました。着物にも似合いそう。さっそく根付を帯びへ。（ここは、消費税なし。正絹の帯締め500円～、飾り物と割り切れば外国へのお土産品にGOODかな）
四条通りでタクシーを止めようとしているところへ寸発をいれずに京都駅のバスが登場。何も考えずに乗車。乗ってびっくり。満杯。とんでもないバスに乗ってしまったと思うのは後のまつり。ギュギュウ詰めで京都駅へ。（バスは一律、大人220円。子供110円）
京都駅地下街では、ファッション店舗を梯子する美雪の探しタイムあり。
京都駅14:17発。名古屋15:13着。無事、大事な娘も迷子にさせることなく帰宅。 おわり。
<<おまけ>>
「ぷらっとこだま」（ＪＲ東海ツアーズの新幹線のチケット）を今回、初使用。キャンセルが効かない。でもお勧め。名古屋⇔京都は片道4,100円（通常は5,440円）。さらにドリンク付き。また、座席が決まっているので体も楽です。 以上
