久しぶりにパソコン環境を一新した。Mac Book Airに27inch Thunderbolt Displayをつなげ、仕事部屋ではデスクトップ環境でありながら、外出時はノート型を持ち歩くことができるスタイルをもう10年以上続けてきたが、ノート型パソコンをやめた。iPad Proがあれば、外出先でもノート型パソコンはいらないとわかったからだ。

仕事部屋ではiMac。これまで外付けハードディスクを使っていたが、それもやめた。iMacにすべてぶち込む。スピードが段違いに早い。

今回久しぶりにパソコンの引っ越しをして、何が驚いたって、データ移行が楽ちんなこと。昔はいろんなデータをよいこらしょと移動したり、アプリをインストールし直してシリアル番号を打ち込まなければいけなかったりしたのに、今はほどんとクラウドからダウンロードですんでしまう。バックアップにはTime Capsuleを使う。

メールの設定やブラウザのブックマーク、連絡帳やスケジュールなどはiCloudで一発同期。ファイルはDropboxにつなげば簡単同期。Windows OfficeもOffice365に入っていればすぐにダウンロードできる。Adobe Creative CloudやATOKもクラウドから最新版をダウンロードできる。

外出時はiPad Pro。Office365を利用しているので、ワードも普通に使える。Dropboxも利用しているので、ファイル管理はパソコンと同様に行える。PDFに直接書き込めるアプリがあるので、ゲラの赤字入れもこれでできる。スタイラスペンが秀逸なので、手書きのメモ帳としても使える。講演のスライド映写でのプロジェクタとの接続もシンプル。しかもMBAよりも画面が大きく、発表者用ノートがよく見える。

iPhoneも使う。iPhoneは鞄の中に入れてしまうので、これまで着信に気づけないことがときどきあった。そこでApple Watchも使うことにした。メールやメッセージが届いたときにはそれを知らせるバッジが文字盤に表示されるように設定してあるので、時間を見るついでにバッジが出ていれば、誰からどんなメールやメッセージが届いたのか、Apple Watch上でさっと確認できる。特に連絡待ちをしているときなど、いちいちiPhoneを取り出す手間がなくなった。

とにかくシンプル。iMac、iPad Pro、iPhone、Apple Watch、Time Capsuleで、もう何も困らない。たくさんのノートや資料を持ち歩く必要はないし、秘書もいらない。フリーランスにはありがたい世の中だ。Appleに完全に掌握されてしまっているのだけれど。

Before

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After

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