寝坊した。
6時に起きるはずが、目覚めると8時。
じいちゃんのデイケアのお迎えが8時半にはやってくる。

朝起きてからごはんを炊こうかと思っていたけど、作戦変更。
朝ごはんはトーストと目玉焼き。

じいちゃんをおこして、おむつを取り替え、着替えさせ、ごはんを食べさせて、薬を飲ませ、歯磨きさせて、寝癖をとかし、、、、30分で準備完了。
我ながら手際よくできた。

と、このようなもろもろの世話は、自分でかなり動けるじいちゃんを相手にしている限り、それほどたいしたことはない。
自分で食べられなかったり、起き上がれなかったりする人を支えるのはそりゃ大変だ。
そう考えればまだまだ恵まれている。

しかし、ふたり暮らしで困るのは、じいちゃんがデイケアから帰ってくるまでに、こちらも仕事のすべてを終わらせておかなければいけないこと。
5時には帰ってくるので、時間がない。
実際、夕方の打ち合わせを依頼されたが、「空いていない」と別の時間に設定してもらうなどの調整が必要になった。

介護に必要な時間も育児に必要な時間も生活上必要なこと。
最優先においておかなければならない時間。
その時間は呼吸する時間のようなもの。
絶対に必要なのだ。
まず、その時間を確保した上で、残りの時間で仕事するなり、遊ぶなり、しなければならない。
それらの時間がごちゃごちゃになると、結局自分の都合でイライラして、子どもに怒鳴っちゃったり、じいちゃんに怒鳴っちゃったりする。
僕たちは、とかく、自分の時間の流れに人を当てはめてしまいがち。
自分の時間の流れに他人の動きがうまく合わないと、「早くして」「ちょっと待って!」「間が悪いなぁ」などと言ってしまう。
「せっかち」「ぐず」「間が悪い」のは自分のほうなのに・・・。

時間に「色を付けること(=何の時間か、使用目的を明確にすること)」が僕の
今年のテーマになりそうだ。