土曜日が授業参観だったため、今日は息子は小学校がお休みだった。
そこで、男ふたりで映画を見に行くことに。
しかも、仮面ライダーとウルトラマンの2本をハシゴ。

午前中に仮面ライダー。
最新のライダーの「ダブル」とそのまえのライダーの「ディケイド」の共演だ。
といっても、ダブルの話しとディケイドの話しは別立てで進行する。
「どうやって二つの話しが融合するのか」
期待が高まる。
しかし、、、、内容はお粗末だった。

テレビ版のディケイドは平成ライダー10人すべての世界を巡っていっしょに敵と戦うというストーリーがユニークだった。
しかし、なぜかディケイドは世界の破壊者と呼ばれる。
その理屈もしっかり設定できていなかった。
挙げ句の果てには最終回。
「続きは映画で…」という展開に仰天!
さすがにこれはテレビ業界でも問題になり、注意を受けたらしい。
しかし、そこまでいうなら映画では相当にすごい展開が待っているのか・・・と期待もした。

ダブルはちょっとレトロな原点回帰的ライダー。
テレビでは明かされなかった誕生秘話が映画ではわかる。
それはそれでいい。

しかし、ダブルとディケイドの話しは結局結びつかなかった。
なんかの拍子にふたりのライダーの世界が融合して、いっしょに戦うことになるんだけど、ストーリーの設定上の必然はまったくみつからない。
ただ単に、最後に無理やり同じ土俵に乗せてしまっただけ。
物語は完全に空中分解したままだった。

テレビで散々に期待をさせておいたくせして、この程度の完成度の映画を上映して、恥ずかしくはないのかと思った。
みどころは、仮面ライダースカルに扮した吉川晃司がいい味を出していたくらいか。
仮面ライダーは本当の意味で死んだと思った。
石ノ森章太郎はこんなの許していいのか。。。


一方、ウルトラマンはしびれた。
全編スターウォーズのようなムード。
悪者のデザインやアクション撮影は、スパイダーマンみたい。
特撮として良くできているし、ストーリー設定もしっかりしている。
そして、ウルトラ兄弟の危機を最後に救うのが、セブンの息子のゼロというキャラクターだというところも展開として面白い。
セブンを倒され、怒りに燃えるゼロが登場するとき、
「オレはウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」と名乗る。

僕もいつか言われてみたい。
「オレは、おおたとしまさの息子だ!」って。