2020年・日本
ジャンル:邦画・ドキュメンタリー
監督:高橋栄樹
出演:欅坂46
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鑑賞日:2020年9月4日
<あらすじ>
欅坂46のデビューから現在に至るまでの激動の5年間を描いたドキュメンタリー作品。
<感想&たわごと> ※ネタバレあり
しょっぱな、キャプテンインタビューからのライブ前のひらてちの姿で涙が出た。
何が自分に刺さったのか。ひらてちの姿になのか、欅坂46の状況になのか。
そこまで深く欅坂46のことが好きだったのか、自分でもあまりよくわからない涙だった。
どこかで歯車がかち合わなくなってしまった。
みんなが手をつないで崖の前に立っている、
誰かが崖から落ちればみな落ちてしまうのではないか。そういった状況。
ひとつの運命共同体としての欅坂46。
その中でひときわ大きな存在だったのがセンターの平手友梨奈さんだった。
デビュー当時の映像で彼女は明るく笑顔で楽しそうな姿をみせていた。
そこから数年、圧倒的パフォーマンスをみせつけ、彼女は脱退の道を選択した。
何が彼女をそうさせたのか、彼女の中で何が起こったのか。その真実を知るのは彼女だけなのだろう。
ラジオでお別れの挨拶をし、何故その道を選んだのかはまだ話したくないということだった。
映画の序盤、デビュー当初、自分のパフォーマンスに満足できず、泣けなかった。
満足していたら自然と涙が出てくると語り、後半、ラスト紅白のあとで一筋の涙を流していた。
ラスト東京ドーム、ソロ曲「角を曲がる」のラストで笑顔をみせていた。
憶測でしかないが、それが彼女の答えなのではないかと思った。
彼女はすべてやりきったのだと思う。
欅坂46の楽曲中の「僕」、彼女はその「僕」そのものになっていたようにも思う。
♪不協和音の時からコミュニケーションがとれなくなっていたとキャプテンが語っていた。
しかし、打ち解けたスタッフさん(?)とは明るく話をしている場面もあった。
メンバーの中にそういった存在がいたらまた違ったのかもしれない。
パフォーマンスのためにひらてちがあえてそういった状況に身をおいていたとも考えられる。
ひらてちは「僕」を体現していた、地で「僕」を演じていたのかもしれない。
2017年の紅白終わりにひらてちはメンバーに「みんなは楽しいですか?」と問うている。
彼女はそこでいったん欅坂46から離れようと考えていたらしい。それをメンバーが引き止めた、と。
そのときにすでに彼女の中には何かしら思うところがあったのだろう。
何があったのか、何を思ったのか、それは彼女しか知らぬことである。
いつの日か彼女からその答えが明かされることがあるのかもしれない。
その時を待ちたい。
ひらてちの不在。
その不在にメンバーはどう対応したか。
ひらてちがいなければ成り立たないグループなのか。
否。ひらてちがおらずとも、それぞれが考え、それぞれが最大限のパフォーマンスをすればいい。
はじめてのひらてちの不在時には不安になるメンバーも多くあり、不甲斐ない結果を出してしまったかもしれない。
しかし、不在をものともしないほど、彼女たちはそれぞれに自覚を持ち、成長した。
そして、今はその不在を意に介さない。
たしかにいるにこしたことはないが、そうでなくとも欅坂46は彼女だけのグループではないところまでになったはずだ。
ひらてちは何故休んだのか。
グループに不満があったからではなく、自身のパフォーマンスに満足できなかったから。
楽曲の表現が自分にはあっていなかったから。
本当にそうなのか、彼女の胸中は彼女にしかわからない。
それを理由として、脱退のための道を選んでいたのかもしれない。
2期生の加入。
新たな風として入ってきた2期生、次のシングルから選抜制となり、
2期生が選ばれ、1期生から選抜に選ばれない人が出た。
そしてその新しいシングルにひらてちが異を唱え(?)、シングル自体がお蔵入り化した。
選抜となった2期生にとっては災難だっただろう。
せっかく選抜に選ばれるも、その作品自体がなくなってしまったのだから。
2期生の中にはひらてちとコミュニケーションがとれていた(と思われる)メンバーもいたようで安心した。
そして、新たな道へ。欅坂46の活動休止。
新たなグループへと改名することが発表された。
ひらてちの存在は大きなものだったろう。
ひらてちが脱退し、欅坂46でいることは、過去の欅坂46と比べられ、それが障害となりかねない。
よくもわるくも欅坂46はひらてちあってのグループだったとなってしまわないか。
そういう伝説のグループがあったということが歴史として存在してくことになるのか。
いつの日か、ひらてちが復帰して、欅坂46が復活するときが来るのか。
それはまだ先のお話かもしれない。
「嘘と真実」、嘘はなく、多くの真実が明らかにされていた。
しかし、多くの謎、疑問点は残されてしまった感がある。
ひらてちの脱退の理由、ぽんぽん小林由依さんの思い、
卒業生にしたって、その卒業の事実は多少映画中でも触れられていたが、
何故卒業したのかという具体的なところをあきらかにするものではなかった。
形だけの卒業理由ではなく、真の卒業理由というものがありはしないだろうか。
こうした様々なメンバーの思いが明らかになってこそ、
この映画、また欅坂46ストーリーは完結するのかもしれない。
しょっぱなで涙が出て、ところろころで涙出た。
どこに何に感情移入していたのかよくわからない。
ライブとかもちゃんとみたことなかったので、
改めてライブとかの歴史を追ってみたい気持ちにはなった。
【一言コメント】
長々と勝手な思いを失礼いたしました。