2019年・日本
ジャンル:邦画・青春・ファンタジー・音楽
監督:萩原健太郎
出演:新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友
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鑑賞日:2020年1月29日
<あらすじ>
亡くなってしまったバンドボーカルが使用していたカセットプレイヤー、
そのカセットプレイヤーを再生している30分の間だけ、
その再生者にかつてのバンドボーカルの魂が宿ることができた。
今は亡きバンドボーカルが再生者と協力して、かつてのバンドを再結成しようとする。
<感想&たわごと> ※ネタバレあり
カセットプレイヤーを再生したときだけ入れ替わることができる設定。
カセットプレイヤー再生時は再生者は霊体(?)となってしまう。容貌は再生者のまま。
カセットプレイヤー非再生時はバンドボーカルさんは霊体となって近くにいるが、その姿は再生者以外にはみえない。
序盤でぱっとわかりやすく、それほどくどくなく、説明していてよかったと思う。
社交性があまりなかった再生者にとって、社交性あふれたバンドボーカルの姿は疎ましくもあったかもしれない。
しかし、替え玉受験的に就活を成功させていく姿には憧れのようなものをも感じていたかもしれない。
相対する性格のような二人が、バンドを再生させようと奮闘してく中で、互いにその交流を深めていく。
他のバンドメンバーやバンドメンバーであり彼女でもあった女性との交流をも。
そして作曲をしていた再生者がメンバーに認められていくのと同時に、
バンドボーカルは寂しさを感じていたのかもしれない。
バンドの再生と新曲の作成、再生者が成長していくことでバンドボーカルは自分の存在意義を失っていく。
ここでカセットテープの特異性、
上書き上書きでかつての音が消されてしまっていてもその音は幾重にも折り重なって存在している。
決して消えたわけではない、と。
ここにカセットテープメディアの意味を感じさせられた。
バンドボーカルの過去がちゃんと思い出として存在しているのだと。
徐々に再生時間が短くなっていき30分というのはなんだったのだと思わさせられたが、
その時間がついにはなくなり最後は消滅、ということなのだろう。
ライブの途中で入れ替わり、そしてそれを受け継ぎ歌っていく、そんなこんな(どんな?)。
ヒロインの人は新曲を当日にきいただけで演奏したのだろうか?
疑問が残るところだ。ちゃんと事前練習とかしていたのだろうか。
合わせることはしていないだろうから、とんでもないことをやり遂げていたのではなかろうか。
また、これは蛇足だが、霊体の時には何にも触れないという設定。
この時、その霊体は空中に浮いていることにしておかないといけない。
何故なら、地面に立つということは地面に触っていることになるからだ。
なので霊体時に座ったりする描写は避けたほうがよいと思う。
(居酒屋や自転車のシーンで霊体であるのにそういう描写があった。)
座ることができるならばそのおケツで再生ボタンでもなんでも自分で押せてしまうことになるからだ。
【一言コメント】
天才ピアニスト降臨なのではなかろうか