【指導内容】基本姿勢・走圏・転掌・単練・対練・推托掌・七星干・文剣・走刀・用法ほか
ゴールデンウィーク最終日、熊本に赴き指導。
前回は靴の選び違いから形が崩れていましたが、すぐに靴を買い直して質の良い練功を積んでおり、今回は良いスタートが切れました。
まずは「基本姿勢」から。
少し手を添え、力の方向性を修正するとすぐに対応出来たため「身法」まで踏み込んで指導。
この経験を忘れず積み重ねること。
続いて「走圏」。
こちらはまだ課題が多くそれら一つ一つを確認し修正。
「自分がやっていることは正しいのか?」常に確認すること。
それから「転掌・単練」では「穿掌・帯手掌」をピックアップ。
「技を中途半端にせず一つ一つしっかり表現すること。」
「いつでも技を繰り出せる心身を養うこと。」
昼を挟んで「走刀」。
「撩刀・劈刀」をピックアップして「「身法」とは何か?」を体感するまで徹底指導。
重い大刀ですが、力が強く体力がある彼ならではの指導法。
その中で「身法」を養う以前に「大刀が生きてなければならない」ことを「用法」を通じ頭と体で理解してもらいました。
それは「功夫を強化する」効果の高い「文剣」でも同じで「剣が生きていればこそ。」
彼は剣術、居合を深く学ばれた方ですので、すぐに得心をしたようです。
最後に「推托掌」。
久々の指導になったため多少の修正はありましたが、大きな問題はありませんでした。
ただ「丁寧に行い過ぎて動き、力が度々途切れてしまっています。」
「緩急をつけ、一つ一つしっかり表現すること。」
今回掴んだことを大切に育て、着実な功夫を身につけて下さい。
文剣を指導する王尚智師父