本日は環境清掃対策調査特別委員会の視察で

 

東京都中央防波堤埋め立て処分場の視察を行いました。

 

午前中は委員会での調査項目の報告を終え

 

午後から視察に出かけました。

 

マイクロバスに乗り込み、一路 青海へ。(青梅ではありません)

 

場所としては有明のさらに先、住所地は「青海」。

 

まずは、東京都廃棄物埋立管理事務所にて説明を受けました。

 

昭和50年代までは、埋立地にごみをそのまま埋め立てており

 

私の子どものころの記憶では、近いうちに埋め立てが出来なく

 

なるような、そんな話であったと思います。

 

ピーク時の平成元年と比較して現在は85%減の15%程度の

 

埋立となっているとの説明でした。

 

しかしながら、令和3年度の埋め立て量は29.9万トン

 

ということで、1日に大型バス64台分もの重さの廃棄物が

 

埋め立てられているとのことでした。

 

現時点では埋立の計画地をすべて活用して50年はもつとのこと

 

でしたが、航路や都の範囲内ということを考えると

 

現在の計画地より先にはもう進めないということで

 

どれだけ「もたせる」ことが出来るかという点が大きな課題

 

ということでした。

 

また、現状の課題として埋め立てた部分に雨が降り

 

汚水となって排出され、その処理が大変であるとのことでした。

 

もちろん、海に流れ出ないように池を設けており、それを

 

処理にして、散水に利用し、利用できないものは水再生センター

 

へ送り河川や海へ放流するなどしているとのことでした。

 

実際に現地へ出かけました。車上からの視察ということで

 

下車できるのは1カ所のみということでした。

 

最初は、不燃ごみや粗大ごみの処理施設を視察。

 



ここは、お弁当のガラの山でした。

 

その後、埋立地に入っていきました。

 



こちらは、防塵ネットです。今は埋立地が先の方で新たな

 

ネットを設けているので現在の利用価値はほとんどありませんが

 

壊すのにも費用がかかるので、とりあえずそのままということ

 

でした。

 



小高い山は埋立が終わったところ。高さは30mほど。

 

埋立は廃棄物・土・廃棄物・土といった具合でサンドイッチ工法

 

というものです。

 



こちらの断面が分かりやすいということで拝見させていただきました。

 



この先に見える池が汚水の調整池です。

 

唯一下車して視察できた見晴らしひろばです。

 



確かに見晴らしがよいです。

 



奥に見える大きな池のような部分が新海面処分場Cブロックです。

 

手前はBブロックで埋立が行われております。

 



こちらの奥は、港湾局が整備している埋立地、何が違うかと

 

いうと埋め立てているのが建設残土などの


土か廃棄物かの違いであるという

 

ことで、廃棄物の埋立地は地盤が弱く建物は建てられず

 

公園等にしか出来ないとのことでしたが、土の埋立地は

 

地盤が安定するので建物の建てられるそうです。

 

視察にて感じたものは、やはりゴミの排出削減が大切である

 

という点でした。豊島区でも来年度からモデル地域にて

 

プラスチックの資源回収が始まります。今までもごみの排出

 

削減に取り組んできましたが、より一層、限りある資源を

 

有効活用していく取り組みが重要であると感じました。