令和3年第4回定例会 一般質問 その5 です。

 

 

<質問>

次に防災士の活用について伺います。 本年10月に行われました豊島区議会第3回定例会の決算特別委員会において、わが会派の竹下ひろみ議員から防災士の活用、費用助成について質問させていただきました。その際に、平成30年第2回定例会一般質問において私より発言をさせていただいたことを取り上げていただきました。町会などの地域防災組織として、リーダーを育て、いざという時に活躍してもらうことは大変重要であります。この地域防災組織のリーダーとして防災士は 活躍できると感じております。これまで豊島区として行っている事業も含めて、防災士の活用を行った事例はありましたでしょうか。また、防災士の紹介などを行った事例などありましたでしょうか。お聞かせください。

<危機管理監答弁>

防災士の活用につきましては、防災危機管理課には、「防災士」の資格を持った会計年度任用職員の「防災指導員」が、現在8名在籍しております。「防災指導員」は、町会や街の方々を対象とした救援センター開設・運営訓練や、区の救援センター配備職員及び学校職員を対象とした救援センタ一実地訓練などで指導員として活動しているほか、区内の小中学校における防災授業においてもその知識と技能を活かした指導などを行っております。なお、これまで区では、防災士について紹介した事例はありませんが、今後、防災士の役割や資格の取得方法などについて、ホームページなどで紹介してまいりたいと思います。

 

<質問>

リーダーとして活躍していただくには、災害時に力を発揮できる方になっていただくのが最良であると思います。特に、若い方、子育て世代の方などに地域で活躍してもらう為には、しっかりとした知識が必要となります。しかしながら、防災士の資格取得には6万円程度の費用がかかります。なかなか6万円を出して地域のために活躍しようという方は少ないのではないかと感じます。 こうした中で防災士の育成を他自治体においては資格取得の助成という形で行っているところもあります。災害はいつ起こるか分かりません。平成30年の第2回定例会において私が質問してから3年ほど経ちましたが、ようやく機が熟したと感じております。決算特別委員会では前向きな答弁をいただいておりましたが、改めまして、来年度からの防災士育成の助成について、現時点ではどのようにお考えなのか、お聞かせください。 若い方や子育て世代の方はなかなか町会活動に参加するタイミングがありませんが、資格を得たことによって、地域での活躍の場を作ることが出来ると感じています。助成額や  対象人数など、より手厚く、そしてより多くの方を対象とすることで、地域での防災力は高まるものと思いますので、宜しくお願いいたします。

 

<危機管理監答弁>

防災士の資格を取得するためには、日本防災士機構が認証した研修機関が実施する「防災士養成研修講座」を受講した上で、「防災士資格取得試験」に合格し、さらに、消防署など公的機関等が主催する「救急救命講習」の修了証を取得していることなどが条件となっており、資格を取得するには研修講座の受講料などで、6万円程度の費用がかかります。そこで、地域防災力の向上に貢献していただける防災士の資格取得促進を図るため、令和4年度当初予算において、助成制度の創設に向けて前向きに検討してまいります。