私の高校のラグビー部のH先輩からご紹介いただいた「パブリックブリッジ」。

 




パブリックブリッジとは何ぞや??

 

となるかと思いますが、簡単に言うと、グレーチングの隙間に透水性のある小石を詰めたものです。

 

ふ~ん、じゃあグレーチングって??

 

グレーチングを知らない方も多いと思います。グレーチングは、これまた簡単に言うと側溝や排水溝の金属性のアミのふたです。

 

それでも分からない方はこちら

 

このグレーチングのアミの部分。結構な隙間のモノもあります。

 

ハイヒールなら確実にひっかかります。

 

そして、ゴミが下水にそのまま入ってしまうので、下水の清掃が大変という声も聞きます。

 

雨水桝の水たまりの部分がゴミであふれて、桝の意味を成していないなんてこともあるそうです。

 

その為に、このパブリックブリッジは有効です。

 

グレーチングのアミの部分に小石が詰まっていて、ゴミを下に流さない。

 

透水性もしっかりと確保されているので、グレーチングの機能はそのままといった商品です。

 

パブリックブリッジの詳細はこちら

 

モノとしても有効ですが、私はそれ以上の目的が大事な視点であると思います。

 

このパブリックブリッジは、障害者の方々が作業をされて制作しています。

 

私は、昨年、西武柳沢駅から数分の(一社)ION(アイオン)さんを訪問させていただきました。

 

当日は、開所式ということで、多くの方々がいらっしゃいました。

 

その時に、障害をお持ちの方々からの発表や先生方との会話を聞き、そして代表のご主人の熱いメッセージを聞き、何か出来ることは無いかと思っておりました。

 

今回の、このパブリックブリッジは、まさに、このIONさんの作業所で制作されております。

 

このIONさんは、先ほどの久我山高校ラグビー部のH先輩の同級生の方の奥さんが運営されております。

 

また、パブリックブリッジの設置施行は、これまた久我山高校のK先輩が行っております。

 

高校の先輩の会社はこちら

 

皆さんは、このパブリックブリッジの製品としての価値は当然ながら理解しておりますが、「モノ」としての価値だけでなく、この障害をお持ちの方々の雇用という部分に賛同して活動をされております。

 

「製品として、障害者の方が作ったから、精度はこのぐらいでよい、なんてことはしたくない」

 

K先輩からはこんな話もありました。

 

製品として良いものであることは勿論、これを取り入れることにより、障害をお持ちの方々の就労支援にもつなげていくことが出来れば、それは素晴らしいのではないか。

 

冒頭のH先輩は、「健常者であれば、一人でやる作業も、障害をお持ちの方々だと難しい。でもパートパートに分けて確実に作業を行えば健常者と全くそん色ない物が出来る」とおっしゃっていました。

 

そして、価格も一般の価格と同様であること。これが重要であると思います。

 

それにより障害をお持ちの方々でもしっかりとした賃金をいただくことも出来る。

 

それが社会とのつながりにもつながっていくと思います。

 

もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、私へのメッセージにてお問合せ下さい。

 

何だか、思いばかりが先立ってしまっておりましたね。

 

でも、一人でも多くの方が輝く、そういった事が大切だと私は思っています。