としまの底力

これは、私のキャッチフレーズです。

私自身がとしまの底力となって働いていくということを

決意したものです。

では何故、底力としたのか、それは

私のラグビーにおけるポジションによります。

私は、中学校から大学まで11年間ラグビーをしてきました。

そして、11年間ずっとポジションはプロップでした。

ラグビーをご存知の方なら、私の体型をみて、

すぐにポジションはプロップだっただろうと言い当てられますが、

ご存知ない方もいらっしゃいますので、ご説明いたします。

プロップというポジションは、スクラムの一番真ん中、

直接相手と当たる部分です。

スクラムは、8人対8人で組みあうものです。

簡単に言うと前から3人・2人・3人という3列で構成され

一番前の3人の両端がプロップというポジションです。

(ラグビーの詳しいルールなどは、説明すると

簡単では済まないので、ここでは控えます。)

プロップというポジションは、目立ちません。

ラグビーを少しでも知っている方であれば、

ボールを持って走ってトライする

そういう選手をイメージされると思いますが

プロップというポジションは、そのイメージとは

かけ離れたプレイヤーです。

しかしながら、1流選手にでもなれば、

当然目立つ場面も多くなりますが、

私のような3流プレイヤーでは

「お前、今日の試合でボール持った?」

なんてことも。

兎に角、スクラムを組む、相手と押し合う、

こういう仕事がメインのポジションです。

走ってトライした選手は脚光を浴びます、

そして今日「○本目のトライ!」

なんていわれることも。

しかし、その選手が走ってトライする前には、

ほかの選手がパスして、もっと前には、

押し合いで、ボールを相手からとってという流れがあったります。

分かっている選手はそんな流れがあるからトライできた

と分かっています。

ラグビーは、決して、目立たなくても

大きな貢献をすることもできるんです。

何故このプロップというポジションになったかといえば、

単に「体型からしてそこしかない」ということでした。

もともと、太っており、

走るのはおそい

身長がとても大きいわけではない

ということできまりました。

しかし、一度プロップというポジションを経験し、

大学時代にはスクラムについては、

それなりに自信を持つようになってくると、

面白いと感じることもありました。

話は逸れましたが、このプロップというポジション、

目立たないのですが、はっきり言って、

縁の下の力持ち

というポジションです。

スクラムからボールを出すのに、

一番良いボールを出すためには、プロップがスクラムを

しっかりコントロールしていないとうまくいきません。

その他の場面でも、パワーを必要とする押し合いなどの場面では、

その威力を発揮します。

私は、長い間「縁の下の力持ち」としての経験から、

区議会議員は、目立つだけではなく、

区民のための縁の下の力持ちであるべきでは無いかと思いました。

主役は区民、区議会議員は縁の下でサポートしたり、

何かきっかけを作ったり、そんな形が理想なのではないかと思います。

色々な人のサポートがあり、

時には光を浴びることもあるかもしれませんが、

区民が主役ということは大事だと思います。

その目立たない、縁の下の力持ちがいざとなった時に

大きな力を生み出す。

そんな気持ちを込めて「底力」とさせていただきました。