私の住む街は、土曜日の午前中に、市場が開かれます。


街の中心部の一帯が、全て市場になる感じです。


歩行者天国になり、お店が並んで、すごい賑わい。なんだか毎週お祭りみたいな雰囲気です。


この街で一番大きい教会の前では、お花の苗や野菜のタネを売る園芸店が並びます。






教会から南と東に伸びる道は、服や靴などアパレル系のお店が並びます。




そして、教会から西に続く道は、野菜、果物、そして、チーズや惣菜といった食品系のお店です。









さて、今回、私のお目当ては、チーズ‼️


これまでは、チーズの知識が乏しく、イタリア語もあまり分からなかったので、いつもスーパーで買っていました。


今日は、頑張って、市場でイタリア語で買い物チャレンジしました‼️



「チーズ沢山あるな〜」と思って眺めていますと、店員さんが何か番号を呼んでいることに気づきました。


どうやら店員さんが番号で順番にお客さんを呼んでいるようです。なるほどっ‼️


お店の前に、番号札をとる機械がありました。


10番を取りました。



よく見たら、奥に電光掲示板があって、今、9番です。



10番が呼ばれました❗️


店員さんは5人くらいいますが、さっきから目があってたおばさん(いや、お姉さん)が呼んでくれました。フレンドリーそうな人です❗️良かった。


私「ボンジョルノ❗️チーズを買いたいのですが、種類がたくさんあって、どれがいいか分からないです。地元のチーズで、何かおすすめのチーズはありますか?」


店員さん「だったら、まずはアジアゴASIAGOよ❗️今のお客さんも買ってくれたけど、アジアゴのフレッシュなチーズASIAGO NERO❗️おいしいよ。試食してみる?」


試食させてもらいました。


アジアゴは、前任者からお勧めと聞いていたチーズで、私も大好きで、スーパーでよく買って食べてます。やっぱりベネチア周辺でチーズといえば、まずはアジアゴっぽいです。


フレッシュなアジアゴは、今回、はじめて食べました。


いつものアジアゴより、柔らかいチーズで、ミルク感たっぷり。濃厚な味。チーズのクセが全くないです。


そして塩分控えめです。


これは、いくらでも食べてしまいそう❗️

うまいっ❗️無茶苦茶うまいっ‼️


私「買います❗️」


店員さん「これくらいの量でいい?」


丸い大きいチーズから、切り分けてくれました。


下の写真で、男性の店員さんが、お好み焼きを切るヘラの大型版みたいなので、チーズを切っているのが分かるでしょうか。そんな感じで、ヘラで私のアジアゴも切りわけてくれました。



店員さん「ところで、このチーズもおすすめよ。モルラッコ・デル・グラッパ(Morlacco del Grappa) 。食べたことない?じゃあ試食してみる?」

試食させてもらいました。

グラッパって、食後に飲む強い蒸留酒しか知らなかったんですが、ベネト州の北部にある山の名前でもあるんですね。

はじめて知りました。。

そのグラッパ山の牛で作られてきたチーズです。

ちなみに蒸留酒のグラッパも、グラッパ山のふもとで作られてきたお酒のようです。

さて、このチーズも少し柔らかめで、滑らかな舌触り。先ほどのアジアゴよりは若干クセがありますが、ミルク感と濃厚なコクがあって、うまいっ‼️

私「買います❗️」

切り分けてもらいました。

さらに私「アジアゴのピカンテ(辛口)ってありますけど、おいしいんですか?」

店員さん「試食してみる?」

これは、結構、熟成させたチーズみたいです。熟成のイタリア語が分からないので、何となくですけど。。水分が飛んで、だいぶ固いチーズなんで。塩分濃度も高めですし。ひとまずこれは見送ります。

店員さん「じゃあピカンテ(辛口)になる手前のアジアゴも試食してみる?」

はい❗️この感じが、よくスーパーで買って食べてるアジアゴです。無茶苦茶、旨いわー‼️

私「買います‼️」



結局、3つも買ってしまいました。



左上の気泡があるのが、フレッシュなアジアゴ。


左下のつるんとしたのが、中熟成のアジアゴ。


右が、モルラッコデルグラッパ。少し凹んでるのが、おそらく試食した部分です。





お値段ですが、

アジアゴのフレッシュ 10.9€/kg
モルラッコデルグラッパ 12.9€/kg
アジアゴの中熟成もの 15.9/kg

それぞれ200から300g買ったので、全部で10€ちょい。

今日からチーズ祭りです❗️


そうそうタイトルに書いた市場の注意点ですが、

1、番号札をとりましょう
2、買いすぎに注意しましょう


ちなみに午後になると、もうこんな感じです。さっきまでの盛況が嘘みたいに静かです。