MENクライ 神保町店 @千代田区 〜「特製昆布水つけ麺(塩)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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MENクライ 神保町店

千代田区(神保町)


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【メニュー】特製昆布水つけ麺(塩)
【価格】1550円(特製分450円含む)

[訪問時期] 2024年6月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] ①平打ち極太麺、②ひもかわ麺(計200g強ぐらい、昆布水入り)
[トッピング] (麺)レモン、(汁)チャーシュー、肉ワンタン、メンマ、味玉、ネギ
[卓上] 酢、ラー油、ニンニク、(券売機横にブラペ)



「仁香」は1年ほどで畳み、「MENクライ」ブランドにリニューアル。
平日10時40分でPP。
お店の雰囲気は「仁香」時代と変わらず、お手製「MENクライ」のパウチプレートが貼ってある。




定刻3分前に暖簾が掛かったが、その暖簾も「仁香」時代と変わらず白地に手書きで「麺喰らい」と書かれている。
確か芝の店は「麺食らいやがれ」だったかな。。。微妙に違う。





その時点で6名と出足は意外にスローだったが、退店時には外待ちまで出来ていた。
お出迎えは何と高橋店主。
高橋さんがフロントで接客し、調理は多分「仁香」の店長と同じ方だよね。




当店はもち姫を使った麺がウリで、油そばとで迷った挙句つけ麺を食べてみることにした。




着席から10分ほどで、高橋店主の手によって着丼。





■ 麺と昆布水
手打ち極太幅広の「もち姫麺」をメインに、「凪」のいったんもめんタイプの「ひもかわ麺」が添えられている。



もち姫麺は長いし、3本ほどでお口いっぱいになるね。
ふわトロ、粘り腰からのムチモチ感、口溶け早い麺味。
このタイプも増えて来たけど、元祖系に負けないうっとりレベルの麺だと思う。



ひもかわ麺もかなりの多加水で、此方はツルシコモッチリ的なちょい確りした歯応え。



昆布水は流行りの出汁入りではなく、ナチュラルな昆布の旨味をフィーチャーしている。
粘度は中庸な感じで、量的には少なめ。
出来れば藻塩でも置いてもらって、シンプルに麺を味わう所からスタートしたいものだ。



■ つけ汁と具
鶏豚の旨味を軸に多様な魚貝を効かせた、和渦系らしい塩清湯。




塩気は汁そばよりは強めだが、何せ極太麺相手だから、個人的には追い汁してジャストぐらいだろうか。
スープを味わうのも楽しみだから、それも全然悪くない。



レモン以外のは全てつけ汁に入っている。
4~5枚入ったチャーシューは、御用達の岩中豚のモモ肉っぽい赤身の薄切り。
適度な歯応えを残した仕上げで、ライトな燻製香が鼻腔を撫でていく。



2個の肉ワンタンはもち姫100%の自家製皮をお使いだとか。
モチトロの皮と生姜が強めに効いた粗挽きミンチの組み合わせが実に良い。




ガングロ味玉はマキシマム使用、卵黄ドロリの緩め仕上げだが、旨味は流石に濃い。
但しそれ以前に亀裂の入ったB品だったのは、プロとしてよろしくない。
つけ汁中にも「ひもかわ麺」が1枚沈んでいた。




それにしても「もち姫麺」が美味しい。
食べてみて思うのは、以前蒲田の「和渦製麺」でいただいた4種類の麺のつけ麺。
これはその4種類のうち2種利をスピンアウトさせたイメージの作品かな。
4種類の麺はちょっと意識が散漫になったのを覚えているが、あれこれ色々より「もち姫麺」をじっくり味わいたい私的には此方の方がベター。
ラストの数本はレモンを直接麺に搾って啜り、もちろん最後は昆布水割りでまとめた。 



■ 感想など
かつての「和渦製麺」(現在は3種の麺らしい)メニューをベースに、絞り込んでブラッシュアップさせた「和渦」らしい昆布水つけ麺。
もち小麦ファンには堪らないですね。
藻塩でもあれば更に楽しめたと思います。
「仁香」時代より濃密そうな汁そばも気になるので、涼しくなった頃に再訪してみます。

ご馳走様でした。
オープンおめでとうございました㊗️