中華料理 萬福
横浜市中区(桜木町)
【メニュー】辨麺(ばんめん)
【価格】750円
[訪問時期] 2024年5月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後払い
[スープ] 鶏豚/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] 餡かけ炒め具
[その他] 一品料理をシェア、アルコール✖️♾
[卓上] コショウ、醤油、酢、ラー油
今月の月例会@町中華は、ぶるさんの一周忌に献杯しようと此方へ。
ぶるさんは晩年に「辨麺 ~謎の愛すべき拉麺遺産」という大作を著したが、その「辨麺」と出会ってのめり込むきっかけになったのが当店だったのだ。
もっともそれは当店が日ノ出町寄りの激シブ店だった頃のことで、ぶるさんの逝去と同じ昨年5月に現在地に移転している。
開店時間の11時半ちょい前に行くと、既に常連さんが数名飲みながら競馬中継に見入っている。
カメさんが予約してくれたので、新しくて快適な店内で予約席に6名ゆったり。
先ずはキリンラガー大瓶(700円)で献杯し、その後は紹興酒から各自サワー類に移行。
シェアしたメニューはこんな感じ。
・餃子(5個450円)
・焼売(3個500円)
・レバニラ炒め(720円)
・カレー焼きそば(750円)
・チャーハン(700円)
・海老のうま煮(1300円)
・かに玉(1300円)
壁に貼られたメニューは基本中国語表記で日本語ルビ。
でも味わいは町中華、しかも飛びっきり旨い。
名物のカレー焼きそばから醤油&塩系の炒め物まで、バリエーション豊かな味付けが見事だった。
さて、この調子なら数ある麺類もどれも美味しいのだろうが、今日は「辨麺」一択。
人生初バンメン。
■ 辨麺(ばんめん)
鶏豚ガラベースのスープは町中華としてはかなりの旨味で、ほどよくキリッとした醤油ダレ。
グビグビッと2回飲ると、ふた口目の方が甘めに感じるから、早くも具の餡かけから味が落ちて来ているようだ。
その具は白菜メインの野菜に木耳、焼豚、エビ、ナルト、カマボコ等々が入った塩餡かけのうま煮。
この塩餡がちょい甘めなんだな。
オツマミでいただいた「かに玉」の餡かけがこんな味わいで、それが超美味しかったんだけど、ラーメンの具としては若干甘味を抑えても良いかも。
いや当初はそう思ったけど、キリッとした醤油スープに馴染むにつれて、確実にバランスは湖上していくね。
炒め加減は完璧でしょ。
麺は細めなストレート。
ハリがあって序盤はザクッと歯に抗う感じだが、お足が速いようでやがてチュルンと変わっていく。
町中華では余りお目にかからないタイプながら、全く悪くない。
感覚的には想定通り広東麺。
但し当店は甘めな塩餡かけ。
数多い麺メニューを見渡しても、当店には他に「広東麺」ライクなうま煮系がないから、それを「辨麺」と呼んでいるのだろう。
元々この辺りに大陸から伝わった当時の呼称(=絶滅危惧種)がそのまま生きているお店、貴重である。
■ 感想など
何を食べても美味しいお店で散々飲み食いして、締めには人生初バンメン。
支払った金額は@4000円弱、素晴らしい滞在でした。
いつかぶるさんにも報告しないとね。
今頃アチラ側でまたディープな研究していると思うけど。
ご馳走様でした。