浅草 熟成味噌らーめん のりあき・美々 @台東区 〜「熟成味噌らーめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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浅草 熟成味噌らーめん のりあき・美々

台東区(浅草、蔵前)


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【メニュー】熟成味噌らーめん
【価格】1100円

[訪問時期] 2023年10月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏豚/味噌
[麺] 中細微縮れ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、炒め野菜&挽肉、メンマ、玉ねぎ、ネギ、柚子、背脂、生姜、一味
[その他] 生玉子付き、味変用味噌付き
[別注文] 小ライス(100円)
[卓上] ブラックペッパー、一味、ラー油、お酢、醤油、白ゴマ、(お願いして)ニンニク



本年4月オープンの味噌専門店。
BMしたままだったが、TRY新人賞に入賞したと知って遅ればせながらの初訪問。
店への道筋に見覚えがあると思ったら、「MANNISH 浅草店」の跡だった。




平日開店直後で先客3名。
店内外はしっかりリノベされ、「MANNISH」時代の面影はないが、詰めて座った作り付けの椅子はかなり窮屈。
スタッフは調理ワンオペの店主さんと、接客担当の助手さん。



表題食券を買って助手さんに渡すと「生玉子がサービスですが」と言われ、もちろん有難くいただく。




すぐに届いた生玉子をどうやって使うかイメージする。
月見風にラーメンに落とすか、溶いてつけ玉子にするか。。。いややはりTKGでしょと、慌てて小ライスを買い足した。




着席から8分ほどで、ラーメンと小ライス、味変用の味噌が相次いで届けられた。




■ スープ
スープに浮かぶ真っ白な背脂、メンマ上に振られた一味、中央にはおろし生姜と柚子皮。
KOTO先生のレポで教わった通り、先ずは元スープとゾーンごとに変わる味わいを楽しんでみよう。
スープは鶏豚の旨味をベースに、香ばしくコク深い赤主体のブレンド味噌。
中々の味噌感と塩気が引っ張る美味しい濃厚スープだが、それが飲む位置や合わせる薬味によって、更に濃厚になったり、すっきり爽やかに感じさせたり、甘さや辛味を感じたりと、刻一刻と表情を変えるのがメッチャ楽しい。




やがて自然に混然としてきた頃合いで、店主さんに出してもらったニンニクでピシッと締める。
ここまでで既に相当気に入っている。



■ 麺
三河屋製の加水を抑えた中細微縮れ麺。
この濃厚スープに大丈夫だろうか?と思いきや、やや硬めに茹でたハリとコシでスープを受け止めている。
絡み付く野菜や挽き肉とのコンビネーションも良く、思いがけずフィットしていた。




■ トッピング
多彩なトッピングが一面を覆っている。
チャーシューは大きく肉厚な肩ロースの焼豚タイプで、ボリューム感のみならず、肉肉しい食感と旨味にもかなり満足度高い。




炒め野菜はもやし主体に玉ねぎ、挽肉あたりで、ややクタ寄りな加減。
そこに、上に載せた粗切りネギやオニスラのシャキッとした食感が入り混じる。
極太メンマはサクシナのソフト食感で、染みた味わいが舌に広がる。




■ 味変味噌、〆ライスなど
味わいの遷移を夢中で楽しむうちに、味変用味噌の存在を忘れていた。
舐めてみるとほんのり甘めで、魚介系の旨味を感じて味わい深い。
NET情報では、糀に鮟肝を混ぜ込んでいるとか。
半分ほどスープに混ぜると、当然塩気も高まったはずなのに、円やかさとコクが増して逆に飲みやすくなり、クイクイ行ってしまうよ💦
味噌ラーメンスープに追い味噌なんて初体験だけど、これマジックだよね。

はスープと合わせて味噌TKGに。
残った味変用味噌をチビチビ舐めながら楽しんだ。
でもこれがベストなのか?もっと良い活用法が有ったんじゃね?
リピートして試してみないと、答えは出ないね。




さて、楽しい展開は未だ終わらない。
残ったスープは、高台ポットの生姜湯でちょい割り。
味噌をこんなにスッキリ爽やかに締めたのは、ちょっと記憶にない。
完飲。



■ 感想など
スープの味わいの遷移と展開のアイデアに、すっかり魅了されました。
良く練られたストーリーですね。
もちろんベースが確りしているからこそ、ネタが生きて来ます。
食券を買う時には、デフォ味噌が1100円スタート?と思ったものですが、相応以上の満足感を得られました。

ご馳走様でした。