麺道 麒麟児 @長野市 〜「味玉塩そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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麺道 麒麟児
長野市(篠ノ井


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【メニュー】味玉塩そば
【価格】1050円(味玉分150円含む)

[訪問時期] 2023年6月下旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(150g位)
[トッピング] 豚チャーシュー2種、鶏チャーシュー、メンマ、ネギ、柚子ペースト、味玉
[卓上] ブラックペッパー、辛味、出汁塩



上田から長野に北上し、二軒目は「麒麟児」さん。
一軒目の「千鶏」さんの出身元だから、同系ラーメンの連食になるが、RDB・食べログ共に長野県No.1の此方は外せない。
12時半ちょい前に到着、店内の受付簿は前に2組6名で、予想ほどの混雑ではない。




前室でメニューを見ながら10分ほど待つと店内に招かれ、「いらっしゃいませ!」とホール女性の声に続いて、厨房からも一斉に復唱の声がお出迎え。
でも実は中待ち席に通されただけで、着席までは更に15分ほど💦
中待ちの間に口頭注文となるが、ここは敢えて一軒目と同じ「塩そば」を選択し、ワンタンはないので味玉を付けることにした。



到着から25分ほどで、私はMさんとテーブル席に通された。




厨房内のオペの中心は度々メディアにも登場する星店主ではないが、店を任されるだけあって中々貫禄ある方で、声も良く出ている。
着席から5分ほどで、さすが神々しいビジュアルの一杯とご対麺。



■ スープ
鶏感炸裂!いやあ此方もぶっ飛ぶ美味しさ。
当店も相当のブランド鶏をお使いなのだろう。
それを魚貝が支えて、MAXの旨味を引き出す手法は「千鶏」と同じだろうが、此方は鴨ガラも混ぜているので厚みとコクがハンパない。
さすが師匠店、さすが長野の鶏清湯の草分け店。
間違いなく全国でも屈指のレベルのスープだと思う。




■ 麺
美しく整えられた低加水の細めストレート麺。
ムギュプツの硬め食感が冴える一方でしなやかさも併せ持ち、スープを吸った後半はやや軟派になるが、そんな変化もまた悪くない。
「千鶏」の麺とかなり似ていて、Rさんの「1時間半前のデジャヴ」の言葉に全面同意。
もちろん美味しい麺だし、スープにもフィットしている。




現在は自家製麺に切り替わっているようだが、店外には以前御用達だった地元酒井製麺の麺箱も積まれていたので、メニューによって使い分けしているのかも知れない。



■ トッピング
デフォルトでチャーシューが3種類も載るのは嬉しい。




豚は大ぶりな肩ロース低温調理とバラ肉ローストで、どちらもフワッと二つ折り。
何れもふんわり軟らか仕上げで脂身のバランスも良く、肉の特長を巧みに引き出している。




鶏はムネ肉の低温調理を角切りにしたもので、「千鶏」でも採用していたね。
当店の方がしっとり感が残って食べやすかった。
その上に置かれた柚子はペースト状なので、意図せずスープに流出して強制味変になってしまう。
「千鶏」はそのあたりを察して、柚子皮に変えたのだろう。
メンマ、味玉も手抜かりない。




■ 感想など
一軒目の「千鶏」さんに続いて、此方でも大満足させていただきました。
ところが禁断の師弟店連食をしてしまったものだから、スコアリングに困ります。
正直ラーメン自体は僅差で当店なのですが、訪問順や店主さんの在否もあって「千鶏」の衝撃度が上回りました。
ということでこの採点。
もし当店に星店主がいて、そのオペをカウンター席から間近に見ていたとしたら、結果は違っていたかもしれません。
退店時もスタッフ全員の「有難うございました」の復唱に見送られました。

ご馳走様でした。