にしき之中華ソバ
豊島区(池袋)
【メニュー】特製塩そば
【価格】1130円(特製分250円含む)
[訪問時期] 2023年6月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+煮干し/清湯
[味] 塩
[麺] 手もみ太縮れ麺(150g)
[トッピング] チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、海苔、味玉、針生姜、カイワレ、ゴマ
[卓上] ミル挽きペッパー、一味、昆布酢
ちょっと前のサラメシ。
「麺堂にしき」さんお3号店として昨年12月にオープンしたが、駅近なのでいつでもと思いながら今に至るパターン💦
因みに小川町の1号店は、この3号店の開店前から休業中。
11時前で先客2名。
店内には煮干し香が漂う。
麺類は基本「中華そば」、「つけそば」、「塩そば」の3種類で、この日は特に限定麺も提供されておらず、予定通り「塩そば」を特製でいただくことにした。
手前左側のカウンター短辺席に収まる。
厨房内には店主さん?がワンオペ。。。と思ったら助手さんがちょうどご出勤。
一日18時間営業だから、ローテーションが大変だろう。
店主さんの調理を見ていると、Mパパさんのレポで予習した通り。
丼にスープを入れて麺上げすると、まず針生姜を載せてその上から熱したオイルをジュッ!とかける。
その後特製トッピングをたっぷりと盛り付けて出来上がり。
ではいただきます。
■ スープ
煮干しがじんわりと先行し、鶏主体の動物系が厚い旨味でバックアップ。
煮干しは伊吹いりこ、鶏は香川・綾川の親鳥をお使いらしい。
そこに絡んで来るのが生姜風味で、白ゴマと呼応してかなり香ばしく、スープを個性派に変えている。
序盤はふんわりと、鶏ニボスープのアクセント。
後半は針生姜がレンゲに混ざるわ麺に絡むわで、どんどん生姜感が増していき、別モノスープに変わるような展開で飽きることがない。
仕上げにかけた香味油でややオイリーだし、塩気もちょい高めだが、それがジャストなパンチになってるね。
■ 麺
三河屋製、平打ち手もみのボコピロ太縮れ麺。
基本ツルシコモッチリの多加水麺で、硬軟入り混じるランダム食感が楽しく間違いなく好み。
生姜パンチの効いたスープが、粉の甘味を引き立てながら一体化していくようだ。
■ トッピング
チャーシューは豚が4枚と鶏が2枚、どちらも釜焼きっぽい燻製香が満載。
豚肩ロースは肉肉しい食感にやや甘めなホッコリ系味付け。
鶏は齧った瞬間にコリッと引き締まった食感で親鶏と分かる。
皮付きモモ肉を何度も咀嚼しながらスープをグビッと飲んで、染み出す旨味を楽しんだ。
細メンマは挽き肉とゴマ油で炒められているそうで、中々手が込んでいる。
味玉はアベレージかな。
既述の通り、熱した香味油をかけられた針生姜は、このラーメンのキーポイントになっている。
特製は250円で豚2枚、鶏1枚、味玉、海苔1枚追加だから、お値打ちだと思う。
■ 感想など
いりこと親鶏の濃い出汁感が主役ですが、徐々に生姜風味が存在感を増していく、想定以上に個性的なスープ。
麺やトッピングにも拘りが詰まっていて、かなり印象深いラーメンでした。
駅前で長時間営業の、利便性重視のお店と思ったら大間違いですね。
いずれ他のメニューも試してみます。
ご馳走様でした。