二ノ宮 金次郎 @宿毛市 〜「塩らーめん+土佐ジローの卵かけご飯」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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二ノ宮 金次郎
宿毛市
二ノ宮


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【メニュー】塩らーめん
【価格】850円

[訪問時期] 2023年6月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、半味玉、海苔、トマト、三つ葉、紫玉ねぎ、ゴマ
[別注文] 土佐ジローの卵かけご飯(200円)
[卓上] コショー、山椒パウダー、七味



愛南町の紫電改展示館の後、四万十で鰻でもと思っていたが、念のためリサーチすると宿毛で超面白そうなお店がヒットした。
九州や四国で参考にさせていただいているレビュワーさんも激推し。
では方針変更。
宿毛の街中から松田川沿いに車で10分ほど、ナビが指す辺りに店らしきはなくて通り過ぎる。
あら?と50m先で折り返ししようとした場所が、ちょうど当店の駐車場だった。
歩いて戻ると、茂みに入る狭い石段に小さな看板を発見。




恐る恐る上ると、樹木に囲まれた雰囲気アリアリな一軒家レストランが現れた。
正真正銘の隠れ家。




12時数分前で先客10名ほど。
結構待つこともあるようなので、ピークタイムにすぐに入れたのはラッキーだった。




案内されたのは窓に面したカウンター席で、窓から見えるのは樹木、田んぼ、そして山。




創作系も含むバリエーション豊かなメニューから、シンプルそうな「塩」を見つけて口頭注文し、「土佐ジロー」に惹かれてTKGも足してみた。




ホールにはお若い女性2人、後刻会計時に奥の厨房でワンオペ奮闘される店主さんが見えた。
着席から10数分ほどで、ラーメンとTKG、お漬物を載せた木盆が届けられた。




■ スープ
ひと口飲んで、美味しさにホッと溜め息。
当店のスープは「真折昆布と5種類のお魚の一番出汁のみ使用」とのこと。
更にこのメニューは「エビ、ホタテ、ハマグリの旨味に魚介出汁」と紹介されているから、エビや貝を塩ダレにお使いなのか。
エビも貝も強い主張ではなく、上品な魚出汁とほぼイーブンに融和し、円やかな塩気が出汁感を後押ししている。
何と絶妙なアンサンブル、何と深い魚貝の旨味。
最近、関東では貝が主張するスープが流行りなこともあり、この旨味バランスに引きずり込まれた。




■ 麺
ふすま粉の斑点が入る、加水中程度の中細ストレート麺。
しなやかな中に明確な咀嚼感と歯切れを楽しめ、麺味もスープと中々の相性。
NET情報によれば自家製麺らしいが、こう表情豊かな麺を打たれるとはお見事だ。




■ トッピング、卵かけご飯
大きなチャーシューは肩ロースのローストで、旨味も確り詰まった上物。




筋のないシナコリ食感のメンマには上品な和出汁が染み込み、上にかけられたゴマの香りと呼応する。
半カットの味玉は土佐ジローなんだろうか?
味付け控えめで、普通に美味しい味玉とも思えるし、味わい濃密な気もする。ドッチヤネン
生トマトとは珍しいが、爽やかなお口直しには打ってつけかも。



「土佐ジロー」に期待して頼んだ卵かけご飯。
醤油をちょっとだけ垂らしていただくと、ナチュラルに美味しいけど案外普通かな。




で、早めにスープを入れて玉子雑炊風に食べてみたら、これが極めつけレベルの美味しさで、大満足の〆ライスになった。
もちろん完飲。



■ 感想など
宿毛市に入る直前にリサーチして見つけたお店でこんな体験ができるとは、驚くやら自分を褒めたいやら。
都市部で食べたらおそらく87~88点ぐらいの採点なんでしょう。。。?
でも今日のストーリーやお店の環境・雰囲気等を加味したら、大台に跳ね上がります。
何せ高知空港からも松山空港からも2時間半の場所ですから。
記憶に残る一日になりました。

ご馳走様でした。