つけそば九六 龍ケ崎店
龍ヶ崎市(竜ヶ崎)
【メニュー】特製濃厚鶏魚介つけそば(少なめ)
【価格】1200円(特製分250円含む)
[訪問時期] 2023年5月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/白湯
[味] 醤油
[麺] 太麺(通常250g⇔少なめで200g強位)
[トッピング] (汁)角切りチャーシュー、メンマ、玉ねぎ、ネギ2種、(別)チャーシュー2種、味玉、海苔
[卓上] ブラックペッパー、にんにく、すだち、激辛
下道を1時間半かけて龍ヶ崎のBM店へ。
結局狛江の本山より早く此方に来ることになった。
開店5分前で人影も先着車も無く、ここがあの「イチカワ」さん創業の地なんだと、ちょっと感慨に浸りながら暫し開店を待つ。
明朗快活な女性スタッフのお出迎えを受け、POPが幾つも貼られた券売機で人気No.1という表題ボタンをポチリ。
その女性に麺量を聞かれ、並盛250gから大盛350gまで同じ値段にもかかわらず、この後がある私は「少なめで」とお願いするのだ。
割りを食った感、女性に「だらしないのね」と思われた感。
セルフ給水して厨房前のカウンター席に案内される。
厨房内には店主さんと男性助手さんが分業してオペレーション。
まず後客の「鶏そば」が先出しされ、着席から15分強で@5杯作りのつけそばが登場した。
■ 特製濃厚鶏魚介つけそば
麺は店内製麺室で打たれた、やや太めな緩ウェーブ。
きっちり水締めされ、ハリと強めなコシからモッチリの硬軟メリハリが効いた食感。
際立った個性が有る訳ではないが、風味も中々で美味しい麺だと思う。
つけ汁は鶏白湯に野菜がベジポタチックに溶け込んでいるらしく、ドロッと濃厚で甘味強めなのに全く重さを感じないのが第一のポイント。
更に要所で強めな魚介が絡んだり、カエシに潜んだ椎茸、貝柱、アサリ等の旨味が全体を底上げするなど、味わいのバランスが非常に良い。
隠し味にすだちをお使いとか。
前評判でハードルを上げてきたつもりだが、予想以上に美味しい。
麺量を少なめにしているので、安心してどっぷりと浸けられるのは気持ちよい。
負け惜しみじゃないよ。
デフォの具は全てつけ汁中、特製追加分が別皿になっているらしい。
汁中のチャーシューは軟らかいバラ煮豚の角切りで、特製分は肩ロースとロースの低温ローストっぽい。
特製分もしっとりと美味しいのだけど、濃厚な豚魚や鶏魚介にはバラ煮豚が合うなと改めて認識する。
つけ汁中にネギ2種と玉ねぎを入れるのは、何気に心憎い。
卓上ポットの割りスープはライトな和出汁。
何故か私的にはイマイチ嵌まらなかったので、レンゲ上で割って試し飲み程度に。
ラストは卓上のすだちで爽やかに味変して、数口直飲みを楽しんでフィニッシュした。
■ 感想など
麺、つけ汁、具と全てに隙を感じさせませんが、特筆すべきはやはりつけ汁でしょうか。
魚介、野菜とのナイストリオで鶏白湯のネガ要素を完璧に抑え込み、濃度と旨味の神バランスを楽しませてくれました。
因みに「龍ヶ崎店ではつくば鶏のガラをふんだんに使って」と案内されていたので、狛江とは微妙に異なるようにも思います。
いずれ早期にそちらにもお邪魔してみたいですね。
ご馳走様でした。