麺屋 いちょう @八潮市 〜「特製白醤油らぁめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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麺屋 いちょう
八潮市


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【メニュー】特製白醤油らぁめん
【価格】1090円(特製分240円含む)

[訪問時期] 2023年4月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚貝/清湯
[味] 白醤油+塩
[麺] 細麺(130g)
[トッピング] 豚チャーシュー3種、鶏チャーシュー、肉団子、穂先メンマ、海苔、味玉、ネギ
[卓上] 胡椒(粗挽きブラペ)、フルーツ酢



昨年12月にオープン、西川口の「おとなの塩soba」ご出身。
その内にと思いながら結局4か月も放置してしまった💦
11時10分着で運よくラスイチ席に滑り込んだが、その後すぐに外待ち発生。




基本白醤油と黒醤油の2本立てメニューの他に、この日は「にぼし油そば」なる限定も提供されていたが、初訪なので券売機左上の法則に従って表題をチョイスした。
デフォルト850円、肉類や味玉増しの特製が1090円だから、今時お値打ち感すらある。



券売機周りには各メニューのスープ、麺量、デフォルトと特製のトピの違いなどの紹介POPが貼られ、店主さんの几帳面さが分かる。





カウンター上にも細かな蘊蓄書きが置かれている。




スタッフはお若めの店主さんと、もうお一人の女性はお母様っぽい。
基本店主さんのワンオペなのだが、この女性がチャーシューの炙りを担当されていた。
着席から10数分でご対麺。




■ スープ
鶏主体の動物系スープ、昆布や煮干し・節の和風出汁、貝や甲殻類の海鮮出汁によるトリプルスープ。
高台で見えなかったが、所作からするとこれらを丼で合わせているようだった。
3種のスープとカエシに含まれる出汁素材を蘊蓄書きで数えたら、何と18種類。
前半は混然一体的な旨味の塊として押し寄せ、温度低下に伴って魚貝が浮かび上がって複層感に転じ、それがラストまで伸び続ける。
幾多の素材を足し算的に使い、メリハリ感ある展開を引き出す手法は、出身店に通じるかな。
カエシは白醤油と塩イーブンぐらいに思え、円みとキレ併存。
バランス良く、完飲を抑えきれなかった。




■ 麺
店内製麺室で打たれた、ロースト胚芽入りの細めストレート。
加水をやや低めで、前半はサクサクプツンと小気味良い咀嚼感、後半はややチュルッとしなやかさを増していく。
香り高く、存在感ありながらも前に出過ぎず、良い麺だと思う。




■ トッピング
スープと麺がかなり気に入ったのだが、トッピングの面々も負けず秀逸で驚いた。



チャーシュー4種のうち、肩ロースの吊るし焼きと鶏ムネ肉の低温調理がデフォルト仕様らしい。
肩ロースは軟らかくも肉肉しい歯応えに、しっかり載った燻製香。
鶏ムネはふんわりと軟らかく、仄かに生姜が香ったような。。。
特製で追加の2種の豚バラ肉も、吊るし焼きは肩ロースを凌ぐ美味しさだし、直前に炙られた煮豚もお手本のようなトロットロ加減。




他に特製で追加されたのは肉団子と味玉。
前者はコリッとした軟骨食感と生姜風味が冴え、味玉だって決して悪くない。
240円プラスだけだから、絶対的に特製をお薦めしたい。




■ 感想など
スープ、麺、トッピングと3拍子揃った秀作。
それのみならずこの内容で1090円とはお値打ちだし、おまけに味玉orメンマ増量のサービス券までいただいた。
立地や駐車場環境が変われば、大行列店になってもおかしくないでしょう。
いずれ必ず再訪して、他メニューや和え玉も試してみたいです。

ご馳走様でした。