函館麺厨房 あじさい 東京ラーメンストリート店 @千代田区 〜「こっさり極塩ラーメン」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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函館麺厨房 あじさい 東京ラーメンストリート店
千代田区(東京)


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【メニュー】こっさり極塩ラーメン
【価格】1000円

[訪問時期] 2023年2月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚鶏+魚介/清湯 +背脂
[味] 塩
[麺] 細微縮れ麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、半味玉、麩、ナルト、カイワレ、ネギ
[卓上] GS拉麺胡椒、酢、蝦夷油胡椒、蝦夷ラー油



東京駅ラーストの「ご当地ラーメンチャレンジ」第6弾は、函館の「あじさい」さん。
創業は1930年(昭和5年)、元々は中華料理屋さんだったという。
函館五稜郭近くに立派な本店を構え、札幌、千歳空港や各地の催事、はたまた沖縄やシンガポールまで手広く出店するなど、未だにエネルギッシュな老舗である。
その五稜郭本店にはずっと以前にお邪魔したが、RDB参加後は他の店舗含めて初訪問となる。
平日10時45分に行くと、既に開店済みで先客7名。




その後もコンスタントな客入りだから、お昼時にかけては結構混雑するのだろう。
「あじさい」さんと言えばあっさり塩ラーメンのイメージだが、結構バリエーションに富んだメニュー構成。




「極塩」は何かと尋ねたら、背脂が入るこっさりバージョンらしく、ちょっとイメージを変えてみようとそれをチョイスしてみた。




着席から3分もかからずに、赤い受け皿に載った一杯が登場。




■ スープ
「昆布をベースにじっくりととった豚骨と鶏ガラ」の澄み切ったスープ。
そこに結構多めの背脂。
感覚的には背脂と相まった豚感が主役だが、支える昆布や若干の煮干しの旨味も感じられる。
あっさりスッキリなはずのスープがまったり変身していて、函館塩のイメージが変わって面白い。




■ 麺
微縮れの入る細めな麺は、函館からの直送なんだろうか。
スープが良く絡み、程よいコシからモチモチの多加水食感。
際立つ特徴が有るわけではないが、スープとのバランスは極めて良い。




■ トッピング
2枚のチャーシューを筏状に敷き、その上にメンマ・麩、ナルト等を重ねている。



チャーシューはややペラな肩ロースの煮豚で、まあスタンダードなもの。



変哲無さげでいて美味しく仕上げられたメンマ。
飾り切りの半味玉は味付けを控えてナチュラルな味わい。
スープをたっぷり蓄えたお麩の美味しいこと。
多めに散らされたネギが、背脂の重さを適度に中和してくれる。




卓上にはオリジナル調味料が2種類。
「蝦夷油胡椒」はブラックペッパーに帆立貝柱、昆布、煮干、鮭とば、ししゃも、エシャロット、アーモンド、コーン、バジル、オリーブオイル。
「蝦夷ラー油」にはマタタビ、熊笹、昆布、行者にんにく、帆立の乾燥貝柱、スルメ、鰹節、煮干し、白ごま、山椒、岩塩が入っているという。
どちらも刺激より旨味重視のオンリーワンアイテムで、正直終盤の味変効果が一番記憶に残っているかも知れない。



■ 感想など
函館塩ラーメンのクリアで淡麗なイメージを、背脂のまったり感がガラッと変えた面白い一杯。
驚くような響き方ではないですが、オリジナル卓調と合わせて「こんな楽しみ方もあるんだ」と気付かせてくれました。
いつか函館の本店を再訪して、老舗オーラを感じながらベーシックな函館塩ラーメンをしみじみ味わってみたいと思います。

ラーストへの出店有難うございます。
ご馳走様でした。