海老丸らーめん @千代田区 〜「THEフレンチらーめんソース・アルベール仕立て(前菜付き)」他 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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海老丸らーめん
千代田区(神保町、水道橋)


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【メニュー】THEフレンチらーめん🇫🇷 ソース・アルベール仕立て(前菜付き)
【価格】

[訪問時期] 2023年1月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[メニュー] THEフレンチらーめん ソース・アルベール仕立て(前菜付き)
[価格] 1800円
[スープ] 魚介+牛+茸/特製カエシ
[麺] 中細麺(150g強位)
[トッピング] 帆立とサーモンのポアレ、チャーシュー、レンコン、紅心大根?、紫玉ねぎ、三つ葉
[前菜] ゴボウの冷製スープ
[その他] ベイビーホタテのスパイスリゾット(専用飯、770円)、白ワイン(660円)
[卓上] ミル挽きブラックペッパー、自家製ラー油、自家製カレースパイス

★常時提供されているメニューではありません。



魅力的な限定麺を狙って久々の訪問。
店主のマサさんが修業した京橋「シェ・イノ」のスペシャリティである「ソース・アルベール」を、ラーメンに仕立てたとのこと。
日曜11時着で6番手。



待つ間から店外に漏れて来る、ラーメン店とは思えない魚介の匂いが既に前菜。
因みにマサさんは連日「THEフレンチらーめん🇫🇷」とtweetしているが、店頭掲示のメニューは「THEフランスらーめん」になっていて、おそらくtweetが正しいと判断した。




並ぶ間に事前注文があり、専用リゾットと白ワインを合わせてお願い。
客層は結構若めだけど、ほぼ全員がリゾット付きで注文しているようで、今の若者たちは価値には金を惜しまないね。
5分ほどの早開け、その時点で20名ほどの並び。




■ THEフレンチらーめん+ベイビーホタテのスパイスリゾット
仕切り付きカウンター席に着くと、ワインに続いて予期していなかった前菜が届いた。
「本日はゴボウの冷製スープでございます。」




ゴボウ風味を穏やかに押し出したクリーミーな冷製ポタージュに、一段とテンションが上がる。



10分ほどで、地中海を想起させる香りと共にフレンチらーめんが登場。




スープには魚介と茸の旨味が充満。

因みに「シェ・イノ」のソース・アルベールとは、炒めたマッシュルーム等を魚介出汁(フュメ・ド・ポアソン)を加えて煮込み、更に仔牛出汁(フォンドボー)を加え煮詰めて作るらしい。

今回はそれをアレンジして、ラーメンスープに仕立てている。

一度は想像レポを書いたものの、後日種明かしがtweetされたので、そちらに差し替えておく💦

「エシャロット、ニンニク、マッシュルームを炒めたところにノイリー酒。ぐっーーっと煮詰めて凝縮させて、そこに鶏出汁🐓魚出汁🐟仔牛出汁🐄貝出汁」とのこと。

魚貝と動物、マッシュの旨味が織りなす超濃密な洋風スープ。

合間に挟む辛口の白ワインがメッチャ合う。





加水を抑えた中細ストレート。
適度にムギュパツで、次第にしなやかさとモッチリ感が出て来るような、どこかパスタライクな麺で面白い。
この手の一杯だと、麺が完全に脇役に回ることも多いけど、確りと主役の一員に留まっている。




トッピングのハイライトは「帆立の周りにサーモンを巻き付けてポアレしました」やつ。
正にフレンチの世界で、それ自体が絶品だし、スープに合わない訳がない。





ローストしたバラ肉やレンコンも美味しいけど、悲しいかなそれらはちょっと脇役。
帆立&サーモンに被されたのは、紅心大根の千切りっぽい。




麺が終わりそうな頃合いでリゾットをコール。
熱したミニグリルパンに蕩けるような貝柱、卵黄、ネギと食用菊パラリ。



「スープ4杯お掛けいただいたらチーズを削りますので」。。。言われた通りに掛けるとジュ―ッと熱気と蒸気が迸る。



そこにパルミジャーノが惜しげもなく削り掛けられる。




仄かなカレー風味の熱々リゾット、これもヤバい締めライスだった。



■ 感想など
フレンチの技法で作られたスペシャル限定に大満足。
僅かに残った白ワインをグビッと飲って締めましたが、並びにはオードブル+デカンタワインでゆっくりと楽しまれる常連さんも居ました。
サッと食べて帰るには余りにも勿体ないお店ですね。
次回は私も真似してみようかな😆

ご馳走様でした。