中華蕎麦 こかげ
台東区（上野広小路、上野御徒町、湯島）
【メニュー】中華そば
【価格】900円
[訪問時期] 2022年12月下旬（休日） 午前
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏＋魚貝/清湯
[味] 白醤油
[麺] 中細麺（140g位）
[トッピング] チャーシュー、鶏チャーシュー、穂先メンマ、ネギ、三つ葉、柚子
[別注文] オツマミ味玉（100円）、日本酒（手取川、400円）
[卓上] なし
僅かひと月足らずで間借り先を変えて再オープンしたお店へ。
昨夜の喧騒の名残りを残しながらも、静まり返った湯島の飲み屋街の一角で、「Alvino」というイタリアンバルにだけ「OPEN」の札が掛かっている。
10時15分、恐る恐るドアを開けると先客お二人。
すぐ手前でポン酒を飲んでいるお方は、紛れもなく重鎮Mさんじゃないですか！（笑）
隣席に滑り込み、何も考えず奥の店主さんに「すみません、同じセットお願いします」とオーダーすると、味玉＆穂先メンマのオツマミと、手取川の入ったグラスが届く。
そんな訳でメニューは全く見てないのだけど、ポン酒をチビチビ飲ってると「中華そば」も登場した。
■ スープ
黄金色の鶏油と相まった鶏感と節系魚介の掛け合いに始まり、やがて奥底からじんわりと貝出汁が絡んでくる。
微かにビターな貝はしじみのようだ。
白醤油主体のタレは柔らかみと切れ味を備え、出汁感とナイスバランスでレンゲを持つ手が加速。
初動は鶏と魚貝イーブンぐらいなのが、後半鶏油が減って温度も低下してくると、魚貝が優勢となってフィナーレを迎える。
■ 麺
加水中程度、やや扁平な中細の緩ウェーブ麺。
しなやか基調の中にライトな反発と歯切れが心地良い表情豊かな麺で、かと言って妙に出しゃばることのない立ち位置。
スープの絡みも良く、中々フィットしていると思う。
■ トッピング
チャーシューは豚肩ロース1枚と鶏ムネ肉2枚で、いずれも低温調理。
結構厚みがあって食べ応えは十分、個人的には特に鶏が気に入った。
和出汁の染みたサクサク穂先メンマ、たっぷり載った青ネギ混じりの白髪葱。
柚子皮と三つ葉が、時折りさり気なくアクセントを添える。
■ 感想など
最近の新店はレベルが本当に高いですが、当店もご多分に漏れずかなり美味しいラーメンを楽しめます。
シェアレストランのしくみ等、気鋭の業界人がチャレンジしやすい環境が整備されつつあるのは、我々ファンにとっても有難いことです。
店主さんは「FFダイニング」ご出身で、「鴨to葱」や「きたかた食堂」で研鑽を積まれたとのこと。
「there is ramen」の店主さんとは同門ですね。
開業のための店舗を物色中とのことですが、晴れてオープンの暁にはまた必ず伺います。
間借りオープンおめでとうございました㊗️
ご馳走様でした。
