LOKAHi @豊島区 〜「地はまぐり中華そば(塩)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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LOKAHi
豊島区(大塚)


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【メニュー】地はまぐり中華そば(塩)
【価格】980円

[訪問時期] 2022年11月上旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 蛤ほか魚介+鶏/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[トッピング] 地蛤、鶏チャーシュー、細切りチャーシュー、黒米リゾット、水菜、三つ葉、スプラウト
[その他] 〆のご飯(180円、薬味付き)
[卓上] なし



中々タイミングが合わず、未訪のままだったお店にやっと来れた。
平日11時5分前でポール、そのまま開店とちょっと意外。




「LOKAHI」はハワイ語で共感、調和、絆といった意味らしく、ハワイアン基調のお洒落な店内。



白木のカウンター席は仕切り付きで、POPの置き方にもセンスがある。



スタッフは案外お若そうな店主さんと女性助手さん。
その女性に以前から食べたかった表題を口頭注文する。
一日40食程度とのこと。
メニュー名は蛤や蕎麦を漢字表記していたり、店内外でまちまちなのだが、卓上のグランドメニューに準じてタイトルを付けておく。




注文から5分ほどでラーメンと殻入れ、箸などを載せた木盆が届き、「リゾットが沈みやすいので先にお召し上がりください」。




この時点で雑炊で締めたくなり、「〆のご飯」を追加注文。



■ スープ
地蛤の強い旨味がジンと迫って来て、のっけから超美味しい。
但し、その奥には明らかに鶏や節の存在も感じ、蛤一辺倒ではない複層感と厚みを醸成。
店名通りの見事な「調和」が、主役の蛤を更に引き立てている。
塩気もジャストで、染み渡るように美味しい。



■ 麺
やや加水低めな細ストレート麺。
見た目はパツパツ系っぽいのだが、しなやかに箸先に絡み、サクプツとほど良い歯応えが小気味よい。
風味も蛤スープに合っている。
最近の淡麗系では、このタイプの麺に出会うことが多いが、個人的に結構好き。




■ トッピング
指南に従って最初にいただいた黒米のリゾットは、余り芯を感じさせず良い炊き加減。
この一杯に必需とは思わないけど、個性として尊重したい。



チャーシューは鶏がメインで、豚肩ロースらしき細切れが3個ほど。
鶏チャーはしっとりムネ肉を昆布〆してあるようで、言われてみれば味わいが深いかな。
申し訳程度に添えられた豚細チャーもかなり美味しかった。




はたとえ出汁取り後でも、これだけ大きいとビジュアル的に違うし、身もプクッとしていてテンション上がる。
薬味チームでは、水菜は特に必要とは思えなかった。




■ 〆の雑炊
途中で届いた〆のご飯は、しば漬けと刻み海苔をあしらい、あられちをパラリ、チョコンと山葵。



プックリした蛤の身を移して〆雑炊。
しば漬けの味が結構濃いので、スープ風味を損なわないよう工夫しながらフィニッシュした。




■ 感想など
地蛤を主役に据え、鶏や魚介の支えでその魅力を存分に引き出した秀作。
今の時代にこのラーメンが1000円弱で食べられるのは、素晴らしいことだと思います。
ちょっと意外だったのは、滞在中の後客が数名だったこと。
平日たまたまだと思いますが、こんな美味しいラーメンを放っておく手はありませんよ。
次回は夜、一杯やりに来たいですね。

ご馳走様でした。