Ramen にじゅうぶんのいち @荒川区 〜「特製塩そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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Ramen にじゅうぶんのいち
荒川区(東尾久三丁目、赤土小学校前、町屋など)


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【メニュー】特製塩そば
【価格】1750円(特製分650円含む)

[訪問時期] 2022年10月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(140g位)
[トッピング] 豚チャーシュー2種、鴨チャーシュー、穂先メンマ、海苔、味玉、ネギ
[卓上] コショウ、一味



10月頭に10周年を迎えた当店に、何とか月内にお祝いを言おうと3年ぶりの訪問。
開店10分前で3番手、開店時には10名ほど。




今日は実に6年ぶりとなる「塩」を食べてみる。
元々定評があったチャーシューに、9月から吊るし焼きが加わったようなので、特製にしてみた。
デフォ1100円+特製650円、当店の価格帯もこのゾーンになっている。
本当はビール飲みながら肉三昧したいところだけど、午後から運転予定なので泣く泣く断念。




仕切り付き、ランチョンマットが置かれたカウンター席に座ると、佐藤店主が幽霊でも見る目に変わった。
ごめんなさい、ご無沙汰しちゃって。




@3杯作りで、丁寧に丁寧に具を盛り付けていく後姿は、以前と全く変わらない。
8分ほど待ってご対麺。
鴨ロースのエロピンクが映えるビジュアル。




■ スープ
主役の鶏を、魚貝の複雑な旨味がバランス良く引き立てている。
変わらず丸鶏をつぎ込んでいそうな、ふくよかな鶏感。
以前出汁をひと口飲ませてもらったことがあるが、染み渡るような昆布の旨味も印象的だった。
決して出しゃばらず、ジャストに輪郭を整える塩。
以前と大きくは変わらない構成だと思うけど、素材の旨味が更に研ぎ澄まされた感じで、それが具から落ちるエキスも従えてグンと伸びていく。
いやあ、美味しい。



■ 麺
やや扁平な中細ストレート。
数年前から麺屋棣鄂製に変わっており、テイガクと聞けば硬軟のメリハリが効いたイメージだが、この日は案外確りめに茹でて、しなやかなツルモチ食感に仕上げていた。
麺味の溶け出し早く、このスープには合っている。




■ トッピング
トッピングではチャーシュー類のレベルがヤバイ。
以前より更にヤバイ。
肩ロースの低温ローストが2枚、吊るし焼きも小さめながら2枚、そして希少なマグレ・ド・カナールの鴨ロース1枚。




肩ロースもかなり秀逸だけど、炭香の載った吊るし焼きや鴨ロースは、食感・旨味共にその上を行く。
個人的経験では有数のレベルで、これなら価格も納得してしまう。





硬軟食感が入り混じる穂先メンマ、やや甘な出汁が染みた味玉。
海苔もパリッと確りしたもので、口の中ですぐには解けず、風味を撒き続ける。



■ 感想など
当店のラーメンは穏やかで優しくて、身体の隅々に染み渡るようなイメージでした。
今回もそのベースは不変ですが、ビンビン迫るインパクトも備えたようで、この間のブラッシュアップの積み重ねを思い知りました。
次回こそビールを飲みながら肉三昧したいですね。

ご馳走様でした。