中華そば ひらこ屋 東京ラーメンストリート店
千代田区(東京)
【メニュー】濃口煮干そば
【価格】950円
[訪問時期] 2022年10月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚骨+煮干/白湯
[味] 醤油
[麺] 中太ウェーブ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー2種、メンマ、ネギ
[卓上] コショウ、にぼ一味、しょうゆだれ
タイミングを逸しそうなので、今のうちに訪問。
開店5分前着、食券先買いで接続すると19番手、落ち着いたかな?と思っていたがちょっと甘かった。
メニューは基本濃口とあっさりの2択で、濃口とは濃厚の意味と解釈してそちらをチョイス。
如何にもラースト価格だが致し方ない。
定刻開店時には25名ほど。
ちょうど私の前で一順目が終わった💦
10数分待ってカウンターの最奥席に案内される。
この時点でまだ一順目の客にも提供が終わっておらず、着丼は11時25分。
濃厚そうなスープ色とトレードマーク?の結びメンマが印象的。
■ スープ
見た目よりサラッとしているが、ニボ感は超ハンパない。
弘前本店の「こいくち」は「とんこつ煮干しそば」とサブタイトルを付けていて、このスープもおそらく豚骨出汁が支えていると思われる。
但し、同じ青森の「長尾中華そば」を含む他店の濃厚系は、もっと動物白湯の存在が明確だが、このスープはほぼ煮干しか感じない。
掲示によれば、平子鰯の焙煎石焼き干しを軸に、うるめ鰯や鯖を含む多様な煮干をブレンド。
ちょっと節系にも似た円やかさがあり、これだけ凄いニボ感なのに、ニガエグや塩気をジャストに包み込んでいるようで、津軽らしい酸味も爽やかレベル。
食べ手を選びそうなスープだが、私は気に入った。
煮干の強者には堪らないスープだろうね。
■ 麺
津軽特有のかん水を抑えた中太緩ウェーブ麺、本店から直送なのかな?
やや短めで啜りやすく、口当たりからライトな歯応え、モッチリ感まで、ちょっとうどんっぽいイメージ。
関東の煮干しの常識とは真逆タイプで、同じような麺を神田の「長尾中華そば」でも使っていた。
濃口にはまぁジャストだけど、もしあっさりにもこの麺を使っているなら、どうバランスしているのか興味ある。
■ トッピング
北海道産の銘柄豚を使ったという2種類のチャーシュー。
モモ肉っぽい厚みある方は、歯応えは強めだが滲み出るような旨味の凝縮が見事。
一方の脂身が差したものはトロッと軟らかく、やや甘めな味付けが印象に残った。
特筆すべきはメンマで、燻製香がフワッと鼻腔を刺激し、その後から煮干風味がじんわりと口中に広がる。
こんなメンマでビールでも飲みたいものだ。
■ 感想など
超強いニボ感ながら魔法のようにバランスが取れたスープに、津軽らしいうどんライクな麺。
ずっとマークしていた「ひらこ屋」さんの煮干を堪能しました。
いつか弘前の本店でも、オーラを感じながら食べてみたいですね。
11時半過ぎには推定25名、待ち時間は45分目安になっていました。
遅ればせながら、オープンおめでとうございました㊗️
ご馳走様でした。