らーめん 梶原 @世田谷区 〜「ワンタン塩らーめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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らーめん 梶原
世田谷区(千歳烏山)


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【メニュー】ワンタン塩らーめん
【価格】1100円(ワンタン分270円含む)

[訪問時期] 2022年10月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中麺(160g)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、芽ネギ、実山椒、粉山椒、揚げ玉、肉ワンタン、海老ワンタン
[卓上] ブラックペッパー、一味、七味



遅ればせながら9月初めにオープンした新店へ。
「ムタヒロ」で店長を務めた方が独立されたとのこと。
千歳烏山駅西口からゆっくりでも2分、植栽に理容室の三色サインポールが立った建物の半地下にあり、先側の階段上の路面に並んで待つ。
開店10分前で2番手、開店時には4名。




店先では信楽焼の狸が出迎えてくれる。




券売機を見ると、基本メニューは醤油と塩の「らーめん」オンリーで、「醤油つけめん」はメニュー落ちしたようだ。



まあ元々表題狙いなので気にせず、隣席と簡易に仕切られたカウンター席に収まる。
カウンター上にはランチョンマット、高台上のタンクから注いだお冷やはレモン水。




ふと振り返ると、立派な製麺室が設置されている。



広めな厨房には店主さんと女性お2人、明るい声が飛び交い雰囲気が良い。
着席から7分ほどでご対麺となった。





■ スープ
鶏ベースに多様な魚介が織りなす、複層感に富んだ清湯。
券売機上には「当店のスープは地鶏と鰹節をベースに」と書かれ、卓上の食材紹介によれば、塩スープは「とび魚、釧路昆布」、塩ダレは「四万十の焼き干し鮎、帆立貝柱」が使われているとのこと。
要するに、それらの旨味が重なっているということだろう。




優勢な魚介感にあって、とび魚(アゴ出汁)の強い旨味とシャープな輪郭がひと際溌剌としている。
奥行き感満載でかなり好みのスープ。




チャーシュー上には粉山椒と実山椒、更に傍らに揚げカスが添えられている。
粉山椒は既に流出しており、それ以上拡散しないように苦労したものの、ツンと絡んで魚介出汁の和風感が高まる効果的な味変剤。
実山椒はちょっと刺激が強く、個人的には不要かな。
揚げカスはあっさりスッキリスープにコクをもたらすが、これも無暗に拡散しないよう、卓上アイテムに加えるのがベストに思えた。



■ 麺
店内製麺室で打たれた、平打ち中サイズ麺。
ハリとコシ、弾力で歯に抗った後に、軽くモチモチしながら小麦感を滲ませる。
表情豊かで気に入った。
確認したら麺量は160gとのこと。




■ トッピング
大ぶりなロースチャーシューは、山椒や揚げカスを拡散させてくないので、後半まで動かさずにおいたら、やや熱が入り過ぎたかな。
それでもしっとりジューシー仕上げであることが分かるけど、これはベストな状態で食べてみたかった。




肉と海老、2個ずつ入ったワンタンは、たっぷり餡とチュルピロ皮をバランス良く楽しめる優れもの。
肉ワンタンは香味を抑えてミンチの旨味を前面に出している。




海老ワンタン粗刻み餡のプリッとした食感もさることながら、付けられた下味が素晴らしかった。



コリッとしたメンマも意外と存在感がある。



■ 感想など
スープ、麺、トッピングと三拍子揃った逸品です。
それを前提に、敢えて改善ポイントがあるとすれば、山椒や揚げカスの提供方法でしょうか。
序盤は美味しいデフォスープを楽しんだ上で、モードチェンジ効果を楽しみたいと思いましたが、思うようには行かず、結構早い時点で変化が始まってしまいます。
まあ、人それぞれのタイミングでしょうけど、個人的には後から載せる方式だと有難かったですね。

遅ればせながら、オープンおめでとうございました㊗️
ご馳走様でした。