つけソバ いしい @市川市 〜「チャーシューつけソバ(並)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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つけソバ いしい
市川市(国府台)


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【メニュー】チャーシューつけソバ(並)
【価格】1200円(チャーシュー増し分250円含む)

[訪問時期] 2022年10月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚鶏+魚介/白湯
[味] 醤油
[麺] 太麺(250g位)
[具] チャーシュー2種、メンマ、海苔、ナルト、ネギ
[別注文] ビール中瓶(キリンラガー、おつまみ付き650円)
[卓上] コショー、ミル挽き一味、辛味、酢、塩、柚子果汁



国府台の新店へ。
6席総入れ替え制でワンオペ調理。。。いつ行っても1時間以上の待ちは覚悟みたいなので、どうせならと開店1時間前に着くと、先待ち2名。



店前には椅子が6脚置いてあるけど、敢えて立って待たれているようで、私は座らせていただく。




10時半過ぎに待ち客が10を超えた頃に、一順目6名に食券購入の案内がある。




やがて回収に現れた石井店主に「○×▲さん、お久しぶりです」と本名で呼ばれて驚いた。
本名で呼ばれる地元ラーメン店を退職して2年も経つのに、覚えていてくれたなんて嬉しいね。
定刻開店時には20名弱?
蕎麦猪口にセルフ給水し、脇に置かれたウェットティッシュを取ってカウンター席へ。




店内はテーブルが数卓置けそうな広さだが、敢えて置かず、6名分の中待ち椅子のみ。
カウンターに仕切りはないものの、比較的ゆったりと席間を取っている。




先ず良く冷えた「うすはり」っぽいグラスとラガー中瓶、続いてサービスのおつまみが登場。
小皿に山盛りのメンマと刻んだ吊るしチャーシュー、ネギの上からラー油タラリ。
このアテが付くなら650円はお値打ち、次回からも車は使わないことにしよう。





着席から約15分、ゆっくり喉を潤し終えた頃合いで、蕎麦つゆ⇒麺⇒つけ汁が続け様に届けられた。





■ 麺と蕎麦つゆ
先ず麺をそのまま、次にレンゲ上で卓上の塩をつけて食べることからスタート。
自家製の太めなストレート麺は、ひんやり適温に締められ、心地良いコシと弾力を感じさせながらモッチモチに変わっていく。
小麦感たっぷりの麺味が、特に塩を振ると甘味を増して口内に広がり、もうこの先の展開が楽しみになる。




続いて蕎麦つゆに半身浴させて啜ってみる。
他店で蕎麦つゆを出すところもあるけど、円やかに効いた鰹出汁とこの麺の相性は、ちょっと頭抜けた印象。
石井さんに蕎麦店での修業のことを振ると、「はい、うどんが。。。」とキーワードが返って来た。
ちょいうどんライクな麺と本格つゆには、かなりの思いと技が生かされていそうだ。




■ つけ汁と具
つけ汁は意外と粘度控えな豚魚で、旨味をMAXに感じさせることを狙った感じか。
豚魚と言っても案外鶏が強めで節や煮干し感もはっきり。
塩気や甘酸味がほど良く、後口まで爽快。
石井さん曰く、かつて町屋にあった時代に週4で通った「S」さんをイメージしたとのことだが、オーソドックスに思えてかなりレベルの高いつけ汁だよね。
でももちろん、修業先ラーメン店のエッセンスも隠し切れない。




具は全て汁椀の中。
2種類のチャーシューが3枚ずつ。




汁にどっぶり浸かっている方は、肩ロースを軟らかく煮込んだもので旨味もたっぷり。



丼の縁に立てかけたものは、豚モモっぽい赤身主体の肉を香ばしく吊るし焼きにしてある。



デフォ+250円でこれほど美味しい肉をたっぷり食べ比べできるなら、チャー増しにしない手はない。
但し、結構ゴチャッとして麺を浸けづらいという欠点もあるのだけど、この盛り方も含めて「S」オマージュなのだろう。
メンマもコリッと美味しい。
因みに、吊るし焼きチャーシューとメンマはビールのアテにサービスされたもの。



つけ汁の麺への絡みは良いとは言えないので、適宜レンゲでチビリと追い汁しながら。



調子よく食べてたら、丼底に簀の子が見えて、いきなり終盤戦だと気付いて焦る💦
最後のふた口は、卓上の柚子果汁を垂らしていただいた。



割りスープをお願いすると幾つかの質問が返ってくる。
・動物魚介のコクスープか、煮干乾物のスッキリスープか。
・スープ量を調整するか、そのままか。
・柚子を入れても良いか。
私は「コクスープをそのまま、柚子入りで」。
コクも新鮮な魚介感も増した感じで、どうやらコマチャーも入れてくれたようだ。
思いの外スッキリと飲み干してフィニッシュ。




■ 感想など
かつて通った、自分が好きだった一杯に、修業先のテイストを加えたつけソバ。
直近の蕎麦店での修業経験も活かされていますね。
この場所は「大むら」という蕎麦店の跡で、蕎麦猪口なども受け継いで使っているとのこと。
そんなご縁も大切に、みたいなお話をされてました。
回転と待ち時間についての指摘が多いですが、仰る通り、今は覚悟して来る人以外にはちょっときついでしょうか。
但しその先には極上の一杯が待ってます。

オープンおめでとうございます㊗️
ご馳走様でした。