らーめん亭 ひなり竜王 @大田区 〜「特製塩らーめん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

としくんの「ぶらぶラーメン日記」

ラーメンブログのみ公開中です。

らーめん亭 ひなり竜王
大田区(梅屋敷、大森町)


ラーメンデータベースへ


【メニュー】特製塩らーめん
【価格】1400円(特製分400円含む)

[訪問時期] 2022年9月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+豚/清湯
[味] 塩
[麺] 手打ち手揉み太縮れ麺(160g位)
[トッピング] 豚チャーシュー3種、鶏チャーシュー、極細メンマ、海苔、肉ワンタン、味玉、三つ葉
[卓上] なし



「和渦」の4号店へ。
オープン初の週末で、注目度はグンと高まっているけど、新店ラッシュで多少バラけるかなとか、色々考える。
結果10時10分着で僅差のポール、2名分の木製ベンチをゲット。




因みに大森町駅からより梅屋敷駅からの方が、ほぼ一本道だし早い。
それにしてもこの立地は、「場所凄いとこにありますが味で勝負します」とご自身で仰るほど。
まるで思いを込めた「竜王」への道に、自ら試練を課しているかのようだね。
5分早開け時には10名強、退店時には外待ち15名強。





メニューは当面、醤油と塩のらーめん2択。
諸兄絶賛のチャーシューは外せないだろうと、特製塩をチョイスした。




カウンター席はゆったりと2席毎に仕切られている。




調理はほぼ高橋店主のワンオペで、ロット2杯スタート。
ほどなくご対麺となった。




■ スープ
ひと口目から、清湯とは思えないような出汁の厚み。
舌にまとわりつくような肉のエキス、それをスッキリ感じさせる野菜の優しい滋味。
Sぴおさんの表現を借りれば、ブイヨン的なサムシングを感じるね。
案内によれば、たっぷりの野菜と信玄鶏、岩中豚を使い、乾物魚介が着実に支えているようだ。
野菜の甘味と穏やかにバランスしながら、輪郭は決して外さない、塩ダレのスタンスもジャストだろう。
他所では中々出会えない、至高のスープだと思う。




■ 麺
手打ち手もみによる、多加水の太縮れ麺。
ランダムなツルシコモッチリ食感が楽しく、小麦感もビンビン感じるが、「MENクライ」「メイドインヘブン」みたいなもち粉配合の蕩けタイプではない。
太さもひと回り細めかな。
前二店の延長線をイメージしてると、ここでオーソドックス寄りに帰るのかと思ってしまうが、素晴らしい麺であることは間違いない。




■ トッピング
多様な調理法で提供される、岩中豚と信玄鶏のチャーシューたち。
縁に大きく迫り出した、肩ロースの薄切りレアチャーシューは文句なしの上物。




でもそれ以上に好みだったのが、燻香ののった豚と鶏の吊るし焼きで、特に塊状の鶏モモ肉はヤヴァいね。




いや待てよ、まだ真打ちが控えてるはずと探したら、予想外のやつが出て来た。
薄切りバラ肉のソテー?
ご飯のおかずには打ってつけだろうが、特別感あるチャーシューという感じではなかったかな。
チャーシューは日替わりのようだ。



2個の肉ワンタンは、系列他店同様に生姜が効いた味わい。
汁そばで食べるのは初めてだったが、肉餡も皮のチュルトロ加減も、かなり気に入った。



極細に刻まれたメンマは、品質の良さは伝わるものの、皆さん仰る通り、食感のアクセント役を求めたいかも。
ガングロのマキシマムこいたまご味玉、この卵黄の濃密さは流石ですな。



特製400円でどの肉が追加になっているのか、今いち定かではないけど、まあ殆どの具がハイレベルだし食べ応えもあるので、納得度は高い。
丼が小さめなこともあって、ちょっとゴチャゴチャ感が無きにしもあらず。
別皿にするのも一策かも知れない。



■ 感想など
高橋店主の熱いメッセージと共にオープンした4号店。
その迸るような思いが宿るような、凄みを感じる一杯でした。
わがまま承知で申し上げるなら、いつかこのスープに、蕩けるようなもち粉麺を合わせてみたいものです。

オープンおめでとうございました㊗️
ご馳走様でした。