だれやめや
杉並区(阿佐ヶ谷)
【メニュー】塩らぁ麺+みやざき地頭鶏 炭火焼き(S)
【価格】900円+1000円
[訪問時期] 2021年12月下旬(平日) 夜
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[トッピング等] チャーシュー、刻みチャーシュー、メンマ、海苔、生粒胡椒、へべす皮、紫玉ねぎ、九条ネギ
先月の当店での宴会が余りにも気に入ったので、Nさんに忘年会の設定もお願いしてしまった。
今回は8名で貸切にしていただき、全て当たりの宮崎料理を摘まみながら、赤星→焼酎→へべすサワーで酔っ払う。
辛し高菜ニンニク油炒め。
みやざき地頭鶏のたたき。
みやざき地頭鶏のモモ炭火焼き。
からしれんこん。
さつま揚げ三種盛り。
じゃがバター&かつお酒盗。
冷やしトマト。
宮崎県産自家製らっきょ漬(塩)。
ったく、どんだけ食うねん🤣
締めのラーメンは最近スープを弄ったという塩らぁ麺をいただくが、ちょっとカスタマイズしてみたくなり、味変トッピングとして地鶏炭火焼きを追加してみた。
酔っ払いにしか出来ない発想💦
店主さんがファイヤー!して焼き上げた地鶏が先着し、やがて塩らぁ麺も登場。
■ らぁ麺(塩)+地鶏炭火焼き
当店へは3回目になるが、来る度にスープがブラッシュアップされている。
今回、みやざき地頭鶏とさつま地鶏の丸鶏、ガラなどによる動物出汁は変わらないが、魚介のメインをあご煮干し変更したらしい。
因みに先日まではノドグロとサンマの煮干を使っていたが、両者のクセを前面には出さず、じんわり円やかな、どちらかと言えば節に近い魚介出汁感だった。
それがどうだろう。
今日のスープはあご特有のシャープな旨味が前面で主張し、分厚い地鶏出汁とガチで拮抗、調和している。
勿論あっさり系の清湯であることに変わりはないけど、明らかに鮮烈さを増しスープの幅は広がった。
ため息連発。
麺は京都・麺屋棣鄂製の全粒粉入り細ストレート。
ムギュッと反発する食感としなやかさを併せ持ち、香りの立ち方も素晴らしい。
棣鄂の麺を使い、しかも麺線を美しく揃える技を独学でマスターされたとか、もう片手間の次元を遥かに超えている。
オツマミ料理の腕を知れば、トッピングに不安は一切ない。
薬味の多様さがまた居酒屋っぽくもあるのだが、中でも個性的なのが「へべす」の皮と生粒胡椒。
初訪問時にはへべすと知らず、変わった柚子だなぐらいにしか思わなかったが、今ではライムにもにた爽やかさの虜だ。
生粒胡椒は、微かに甘酸っぱさが混じるスープをピリッと引き締める。
さて、今回は中盤に別注の地頭鶏炭火焼き(S)を半分ほど載せて、出汁感満載のスープがどう変わるのか試してみる。
結果はイメージを超えた。
俄然深みとコクを増していく鶏感、予想外にフィットする炭の香ばしさ、やや引っ込んでも存在感の消えないあごの旨味。
へべす風味をラストまで感じながら、丼を持ち上げて完飲した。
■ 感想など
今回も激旨宮崎料理と酒、専門店顔負けのラーメンを堪能。
地頭鶏の味変と聞いて、スープを綿密に組み立てた店主さんは当初複雑な顔をされていましたが。。。
失礼顧みず邪道に走りましたが、当店でなければ出来ないカスタマイズを楽しませていただきました。
ご馳走様でした。
またも幹事をお勤めいただいたNさん、ご一緒いただいた皆さん、そして店主さんと女将さん、誠に有難うございました。