中華そば 馥 @草加市 〜「山形辛味噌らーめん+味付玉子」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば 馥 
草加市(獨協大学前)


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【メニュー】山形辛味噌らーめん+味付玉子
【価格】500円(6周年記念、通常880円)+0円(ランチタイムサービス)
 
[訪問時期] 2021年11月上旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚骨/清湯
[味] 味噌⇒辛味噌
[麺] 平打ち太麺(160g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、辛味噌、青海苔、海苔、ネギ、ナルト、味玉
[卓上] コショウ、ゴマ、豆板醤、唐華(辛味)、酢、揚げネギ



別店を目指していたが、渋滞につかまり断念し、4年半ぶりの「馥」さん訪問。
初訪問では、たまたまだと思うがちょっと気になる点もあって、いつかリベンジをと思っていた。
ちょうど11時、既に開店済みで先客5名。


店に入ると奥様から「今日は6周年で、メニューは中華そばと山形辛味噌の2種類だけ、500円で提供してます」的なご説明がある。
何とビックリ。
別メニュー狙いで来たのだが、取り敢えず辛味噌をチョイス。
更に通常やっているランチサービスも生きているようで、味玉をお付けいただくことにした。


全く知らずに来たのに申し訳ないなぁ。
有難みを噛み締めていただこうと心に誓う。


着席からややあって、「龍上海」インスパな一杯が登場した。



■ スープ
豚骨を魚介が支える旨味に、白主体の穏やかな味噌を合わせたシャバ系味噌スープ。
味わいはやや甘めで、関西あたりでいただく上品な味噌椀っぽくもあるが、ちょい多めな油と相まってコク深い。
このまま飲み切るにはちょっと物足りない感じだが、辛味噌味変の布石としては申し分ない。


1/4ほどそのまま食べてから辛味噌を溶いていくと、ニンニク混じりの辛味パンチと俄然強まる味噌感がセットで押し寄せる。
何故かそれまで大人しかった青海苔の風味まで生き生きし始めるから不思議。
ご出身の「田中そば店」同様、この激変プロセスと完成度は見事。
「龍上海」より辛味とニンニクを抑えている感じだろうか。


 

私などは十分だが、辛さが物足りなければ卓上に唐華が用意されている。



■ 麺
僅かにうねる平打ち太麺。
「田中そば店」よりひとまわり太く、「龍上海」のような縮れ麺ではない。
このサイズで麺肌滑らかな割りにスープののりが良いのは、思いのほか味噌感と出汁感が強めなんだろう。
多加水ならではのコシから粘り腰のモチモチ感、辛味噌に心地よく滲む微甘味。
個人的には、上記2店よりこの麺が好きかな。



■ トッピング
小ぶりながら4枚のチャーシューは、脂身ほぼゼロかつフワッと軟らかジューシーな逸品。
此方はてっきりバラ肉だと思っていたけど、今日はどうなんだろうか。



辛味噌は味わいの主役だが、それに見事に呼応する青海苔や一面に散らされたネギも貴重なバイプレーヤー。
ランチサービスのガングロ味玉は味が良―く染み、シナコリメンマはその色合いイメージより穏やかな味付け。


■ 感想など
山形辛味噌の特徴を上手く捉えたインスパメニューを堪能。
それも超破格値で。
さすが皆さん周年のことをご存知なようで、気付けば外待ちさんが途切れません。
知らずに来て恩恵にあずかった身としては、なる早で必ずお返しに参りたいと思います。

㊗6周年㊗
ご馳走様でした。